「不整脈の予防法」や「子供が不整脈で突然死する前兆症状」はご存知ですか?

「不整脈の予防法」や「子供が不整脈で突然死する前兆症状」はご存知ですか?

「不整脈で突然死する前兆」についてよくある質問

ここまで不整脈で突然死する前兆を紹介しました。ここでは「不整脈で突然死する前兆」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

子供が不整脈で突然死する前兆にはどのような症状や原因がありますか?

丸山 潤(医師)

子供の不整脈は自覚症状がないことが多く、前兆が表れにくい傾向があります。一般的な不整脈でよく現れる症状に、動悸があります。突然胸がドキドキと早鐘を打つように心拍が速くなる、逆にドキン、ドキンと急に遅くなる場合は、すぐに安静にしましょう。
心拍が速すぎると胸の痛み、胸やけのような症状が出ます。脳まで血流が流れず、めまい、失神などが現れることがあります。子供だと、これらの症状が起きても運動を続けてしまいがちです。心臓健診で正常だった子でも、これらの症状が出たら一旦休んで様子を見るようにしましょう。
子供の場合、何の前触れもなく突然致死的な不整脈で倒れることがあります。そんな時でも速やかにAEDを使用することで救命できる可能性があります。周囲の皆様にはぜひ定期的にAED講習を受けていただき、いざという時に実践してもらえたら嬉しいです。

編集部まとめ

日常生活の中で「不整脈」は身近な存在かもしれませんが、重大な合併症を引き起こす可能性があります。日々の小さなサインを見逃さず、早期発見・早期治療につなげることができれば、突然死のリスクを大きく減らすことができます。もし心配な症状があれば、遠慮せずに医師の診察を受けてください。
また、予防策としては、バランスの取れた食生活、適切な運動、十分な睡眠、ストレスの管理など、健康的なライフスタイルを心がけることが何よりも重要です。健康は一日にしてならず、日々の積み重ねが大切です。不整脈の予防と管理で、より良い生活を手に入れましょう。

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