実はバナナは……免疫力アップ効果を100倍にできる!
バナナは両端が緑色のものから、しっかり熟した茶色っぽいものまで、様々な熟度のものがあります。バナナは熟度で成分が変わるため、得られる栄養も変わります。
もっとも大きな変化があるのは、熟成7日目の、茶色の斑点(シュガースポット)が出たバナナの免疫増強作用です。マウスを用いた実験で調査したところ、熟成1日目と比較すると100倍にアップしたほど。
つまり、バナナは食べごろを見極めれば免疫力アップ効果が100倍になるということ。甘みも強くなるため、熟したバナナを食べるのがお得なのです。
いつ食べるのが正解? バナナの色でわかる栄養価の変化
日本で消費されるバナナはほとんどが輸入ですが、輸入直後のバナナは全体が緑色。そこからエチレンガスによる熟成を経て、黄色いバナナ、茶色っぽいバナナに変化していきます。バナナは皮の色の変化で、中身の成分がある程度わかるので、欲しい成分のところで食べて。
腸活したいならここで食べて!
両端に緑色が残るバナナは糖度が低いかわりにでんぷんが豊富。特に善玉菌のエサになるレジスタントスターチを多く含みます。
代謝アップならここで食べて!
フレッシュな甘みの黄色バナナは、ビタミンB群の含有量が多く、エネルギー代謝の促進効果や美肌効果も期待できます。
免疫力アップしたいならここで食べて!
茶色のバナナを食べると、免疫に関する物質が増える効果が報告されています。しかし熟しすぎるとビタミンCは66%もダウンしますのでご注意を。
実はキウイは……食べるタイミングで栄養効果が変わる!
栄養豊富なキウイですが、朝と夜、果たしてどの時間帯に食べるのが効果的でしょう?食べる時間帯によって得られる効果が違うので、どの時間帯の効果を期待するか、何個食べればいいのかなど、自分に合った食べ方を試してみましょう!
ダイエットや腸活なら「朝キウイ」
貧血予防にも!
キウイには鉄分や葉酸 といった、日本人に不足しがちな栄養分が豊富。朝のキウイは貧血予防に◎。
腸内環境アップ
食物繊維が腸の活動を促進し、便秘を解消。ただし、便秘効果は1日2個食べないと影響が出ないとのこと。
内臓脂肪減少
葉酸やアクチニジンが糖や脂肪を分解してエネルギーを作り出し、内臓脂肪の蓄積を抑えてくれます。
美容や睡眠効果なら「夜キウイ」
美肌にも効果あり!
美肌に効果的なキウイのビタミンCは、睡眠の2〜3時間前に摂ることで、寝ている間の肌の新陳代謝を助けます。
睡眠の質アップ
睡眠の1時間前に食べることで、キウイのビタミンCやトリプトファンが、睡眠の質を向上させます。
本文は『完全版 その調理、9割の栄養捨ててます! 調理科学×栄養がとれる食べ方のコツ』(世界文化社)より一部抜粋・編集しています。
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配信: クックパッドニュース