ダイバーシティに配慮されたトイレ事情【カナダ】

バンクーバーでは、ダイバーシティに配慮したお手洗いがたくさんある。

カナダでは2SLGBTQI+の人々への差別や偏見をなくため、そして多様性を祝うため、国としてPride Seasonというものを毎年6月~9月に設けています。
カナダでは2005年から同性婚が認められているため、バンクーバーでも公共の場で手をつないで歩く同性カップルも珍しくない程よく目にします。

そんなバンクーバーでは、公共施設でダイバーシティに配慮したお手洗いがたくさんあります。
多様な性に配慮することを「Gender Inclusive」または「Gender Neutral」と言いますが、一般的なお手洗いの「男性」「女性」マークとは別に、性別を問わないというマークがついたお手洗いをそこかしこで見ることができます。
写真のような性別シンボルを組み合わせたものから、一般的な人型の男性とスカートをはいた女性を左右半分ずつくっつけたようなマーク、また、個人的に面白いなと思ったのは、男性、女性、人魚、ロボット、宇宙人、老人などのマークがついており「Whatever…」(もう誰でもいいよ…)と書いてある表示がありました。

私を含むへトロセクシャルな人々が、日々特に意識することなく外出先でお手洗いを使うように、心と体の性が一致しない人々も悩ましい思いをしなくても良いというのは、とても良い仕組みだし、良い街だなと日々感じます。

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実際に海外で生活しているライターが普段生活する上でのびっくりするような日本と違うところを発信する「ワウネタ海外生活」。 グルメ、お買い物、オススメの観光等、観光客ではなく生活する人の目線でお届け!
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