気にしたことなかった《イチジク》の栄養って?「無花果」と書く理由は?疲れがちな夏の終わりにぴったりのフルーツ

気にしたことなかった《イチジク》の栄養って?「無花果」と書く理由は?疲れがちな夏の終わりにぴったりのフルーツ

なぜイチジクは「無花果」と書くの?

 つぶつぶの食感やモモに似た上品な甘さが特徴のイチジク。品種や栽培方法によって夏の終わりから秋に収穫する秋果と、越冬して翌年の初夏に収穫する夏果があり、そろそろ秋果が旬を迎えるころ。江戸時代に日本に伝来した当初は薬用として栽培されていたとされるほど、栄養価が高い果物です。この記事では、イチジクの栄養やおすすめの食べ方を紹介したいと思います。


▲外から花が見えないなんて不思議!

実の中に隠れて花が咲くイチジク。

 私たちが果実だと思って食べている部分は、実は花。食感の特徴でもあるツブツブこそがイチジクの花で、実の中に無数の白い花をつけて肥大化します。外から花が見えないため「無花果」という字があてられたとか。優しい甘み×やわらかな酸味は果糖(フルクトース)とクエン酸によるもの。果糖とクエン酸の相乗効果で体内で素早くエネルギーに変わり、疲労回復を促してくれます。夏の終わりの疲れにぴったりの果物といえそうです。

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