フィナステリド(プロペシア)の飲み合わせの注意点
フィナステリドと飲み合わせが悪いケースはほとんどありませんが、間接的に影響を与えるケースとして4つ挙げられます。
前立腺肥大の治療でデュタステリドを服用する
前立腺がんの治療をしている
肝機能障害
うつなどの精神疾患の治療をしている
デュタステリドはフィナステリドと同じく活性型男性ホルモンの生成を抑える働きがあります。保険適用外でAGAにも使用されますが、本来のデュタステリドの適応は前立腺肥大による頻尿症状を抑えることです。
そのため、前立腺肥大の治療を受けている方でAGA治療を始めようと考えている方は、重複の可能性があるため注意が必要です。
また、前立腺がんの診断指標となるPSA値がフィナステリドの服用によって数値が下がるため、医師の診断に影響を与える可能性があります。
ほかに肝機能障害や精神疾患の方はフィナステリドの服用で症状を悪化させる可能性があるので、服用する際は医師に相談しておくとよいでしょう。
薬を安全に配慮して服用するためには、医療機関へ受診された際に併用している薬や嗜好品、病歴などを伝えるといいでしょう。
編集部まとめ
本記事では、フィナステリドの飲み合わせを解説しました。薬や食べ物で併用禁忌はなく、注意すべき飲み合わせが少ないので、服用しやすい薬なのではないでしょうか。
ただし、肝機能障害・前立腺肥大などの男性疾患・うつなどの精神疾患を持つ患者さんは症状を悪化させる可能性があるので注意が必要です。
直接飲み合わせがよくないものはありませんが、お酒やたばこなどの嗜好品で影響を与えることがあります。
薬は副作用のリスクがつきものです。薬を服用する時は、ほかに服用している薬や病歴、嗜好品などを医師に伝えるようにしましょう。
参考文献
薬と食べ物の相互作用|公益財団法人長寿科学振興財団
サプリメントの定義と正しい利用法|公益財団法人長寿科学振興財団
糖尿病|厚生労働省
配信: Medical DOC
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