管理栄養士オススメ! 夏野菜を活用した夏バテ対策のレシピを紹介
編集部
夏野菜を使った夏バテ対策にオススメの簡単なレシピはありますか?
門さん
最も簡単でオススメなレシピは味噌汁です。夏野菜を味噌汁の具として活用しましょう。生の状態から水に入れ加熱を始めることで、加熱により失われがちなビタミンも汁に溶け出し、無駄なく摂ることが出来ます。
編集部
夏なのに熱い味噌汁ですか?
門さん
ここが大切なポイントです。夏は基本的に身体の冷えやすい環境に身を置きがちです。この時期最も栄養価が高い、しかし身体を冷やしやすい作用のある夏野菜を摂るに当たって、「身体を温める」作用のある食材や調理法を活用し、温冷のバランスをとる必要があります。これが先にお話した「摂り方の工夫」なんですね。そうすることで相乗効果が高まり、夏を元気に過ごすことが出来ます。熱いと感じる温度でなくても、ぬるめの温度で飲めば十分に効果があります。
編集部
一番オススメの夏野菜の具材はありますか?
門さん
オススメはトマトです。トマトにはビタミン類やカリウム、食物繊維も豊富です。さらにリコピンという身体のサビつきを予防する(抗酸化)栄養も含まれており、加熱をすることでその吸収率が高まります。また、旨み成分であるグルタミン酸も多く含んでおり、味噌汁の旨みが増します。角切りに切って生の状態からお水にいれ加熱していきましょう。お味噌は加熱終了後に火を止めてから溶くと、風味が良い味噌汁ができます。
編集部
最後に、読者へのメッセージをお願いします。
門さん
まだまだ暑い夏が続きます。一人が知っていれば、ご家族や周囲の方の命を守ることが出来る大切な知識だと思います。楽しく夏を過ごし、元気に秋が迎えられるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
編集部まとめ
夏野菜や、その他の体温調節に効果的な食べ物について詳しく教えていただきました。これから進む温暖化、夏の気温の上昇に備える意味も含めて、自分の身体を自分自身で守ることが出来るよう、知識を積み重ねていきたいですね。そうするとその周りの方の身体も守ることに繋がっていくと思います。まずはこの夏、旬を迎えるトマトを使って、門さんに伝授していただいた「トマトの味噌汁」!試してみませんか?
配信: Medical DOC
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