タイ産ビールの代表的な銘柄は、シンハー(SINGHA)、チャーン(Chang)、リオ(LEO)の3つです。
このうち、日本人に最もなじみがあるのはシンハーではないでしょうか。
筆者もタイに住むまでは、タイのビールといえばシンハーというイメージがありました。
しかし実際には、タイ国内のシェアではリオ、チャーン、シンハーの順で、リオがトップを占めています。
リオは3つの中で最も後発で、飲みやすさが重視されたライトな味わいのビールです。
リオに限らず、タイのビールは全体的に味が薄めです。
日本のビールに慣れているとはじめは物足りなく感じるかもしれませんが、暑いタイではむしろゴクゴクと飲めてこの気候にあったビールであることが実感できます。
味つけがはっきりしたタイ料理とも非常にあいます。
3大銘柄のうち、シンハーとリオは同じメーカーが作っており、タイではこれまで大手2社による寡占状態が長く続いていました。
そんな中、昨年末に栄養ドリンクの大手メーカーがビール市場に参入し、今後3~5年でシェアを20%にすることを目指しています。
何年か後には、タイ産ビールのシェアが大きく変化しているかもしれません。
配信: ワウネタ海外生活