【長崎県・長崎市】夜の路地はまるでラビリンス! 名物横丁でご当地グルメをつまみに「はしご酒」

【長崎県・長崎市】夜の路地はまるでラビリンス! 名物横丁でご当地グルメをつまみに「はしご酒」

物見遊山の観光旅行もいいけど、“その土地のふつうの暮らし“を訪ねてみるとローカルがもっとおもしろくなる。「長崎のふつう=日常」をテーマにした今回の旅のなかで、とりわけ楽しかった長崎市の食文化「はしご酒」をご案内します。「はしご酒」をはじめ、ご当地グルメも「おでん」「餃子」「からあげ」「〆のおにぎり」と盛りだくさんにお届けします。長崎のふつうの暮らしを観光してみませんか?

【はしご酒1軒目】まずは一杯。地元でよく食べられているというおでんからスタート

暖簾をくぐると、おかみさんの笑顔とともにふわりと出汁のいい香りが出迎えてくれます。こちらは、創業が昭和6年、100年続く「おでん桃若」。地元の人が良く訪れる名店です。

長崎ツウに聞いたところ、おすすめは、卵をすり身で包んだ「龍眼」、イワシのかまぼこ「わしかん」。魚がおいしいから、練り物もおいしいんでしょうね、魚のうまみがギュッと口の中に広がります。

出汁も絶品。長崎おでんは通常、あご出汁を使いますが、ここでは珍しく鶏出汁を使っています。鶏出汁と知っていなければわからないほど口当たり柔らかで、うまみたっぷりながら関東と違ったあっさりとした味わいです。

このおいしすぎる出汁を存分に味わいたいなら、「おじや」を〆にチョイス。土鍋におでん出汁とごはんを入れてぐつぐつ煮たら、溶き卵を絡めて仕上げにあさつきをトッピング。一度はたべるべしの間違いない味です。

お店にいったら、ぜひカンター席を。おかみさん、若旦那とのトークもここのお店の魅力です。

おでん桃若

TEL.095-823-5732
長崎県長崎市大黒町10-1

【2軒目】わいわいがやがや地元の人にまじって餃子とからあげに舌鼓「餃子 宝雲亭本店 とり福」

2軒目のお目当ては餃子。訪ねていくと店先には「宝雲亭本店」と「とり福」をかかげた暖簾がふたつ。話を聞くところ、一口餃子の宝雲亭が、伝説のからあげと言われたとり福が閉店の憂き目にあった際に引き継いだから。だから、今はひとつの店舗で地元人気の餃子とからあげが味わえることに。

今回は焼きぎょうざ、からあげを注文。餃子は九州でよくみる一口餃子タイプで薄皮。外はカリッと、雲仙豚、甘い玉ネギ、ニラが詰まった中は驚くほどジューシー。だからまるで飲み物のようにするする食べられて、箸が止まりません。

からあげは、伝説のからあげレシピを復活させ、厳選した国産の鶏肉を使い、いつでも揚げたてが味わえます。

宝雲亭本店 とり福

TEL.095-822-3858
長崎県長崎市銅座町8-9

関連記事: