「脳梗塞の症状」についてよくある質問
ここまで脳梗塞の症状・予防法などを紹介しました。ここでは「脳梗塞の症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
軽い脳梗塞の症状にはどんな症状がありますか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
一過性脳虚血発作では、一時的に手足の運動麻痺やしびれ、構音障害などの症状が数分から数十分程度で起こり、しばらくすると消失することがあります。た
ただし、一過性脳虚血発作は脳梗塞の前触れの症状であるため、軽い症状と言っても脳梗塞と同様の治療が必要となる場合があるため注意が必要です。
脳梗塞になりやすい人の特徴と発症すると現れる症状を教えて下さい。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
脳梗塞を発症する可能性が高まる要素として、高齢者、生活習慣病(高血圧や脂質異常症、糖尿病など)のある人や、喫煙者、大量にお酒を飲む人、心房細動などの不整脈のある人などが挙げられます。発症すると現れる症状は、一般的な脳梗塞の症状と同様です。
編集部まとめ
脳梗塞は、何らかの理由で脳の血管が詰まることで、詰まった先にある脳細胞へ血液(栄養)が行き渡らないために脳機能が低下する病気です。脳梗塞を発症してしまうと、ダメージを受けた脳細胞の機能は回復しません。そのため、発症してしまった際には速やかに治療を行うことと、日頃から発症予防や再発予防を行うことがとても重要です。予防策で不足していることがある場合には、今からすぐにでも実行して脳梗塞の発症予防に努めてください。
配信: Medical DOC