すぐに病院へ行くべき「脳梗塞の症状」
ここまでは脳梗塞の症状を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。
手足の動きが悪い、顔の動きが悪い、言葉をうまく話すことができない、手足のしびれが突然出現した場合は、脳神経内科・脳神経外科へ
これらのような脳梗塞の症状が、突然出現した際には、どんな症状でもすぐに医療機関を受診するようにしてください。日中に発症すると症状の変化があってわかりやすいのですが、寝ている時にも発症する可能性もあります。そのため、症状が突然起こるというのは、朝起きたらその症状に気がついたという状況でも構いません。脳梗塞を発症してから早い時間に治療を行うことで、血栓溶解療法や血栓回収術などの治療の選択肢が増えます。早期の治療によって症状が改善する可能性もあるので、ためらうことなく救急車を呼んで脳神経内科や脳神経外科のある病院を受診してください。
受診・予防の目安となる「脳梗塞の症状」のセルフチェック法
・手足の麻痺症状がある場合
・顔の麻痺症状がある場合
・喋りづらい症状がある場合
「脳梗塞の症状」についてよくある質問
ここまで脳梗塞の症状・予防法などを紹介しました。ここでは「脳梗塞の症状」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。
軽い脳梗塞の症状にはどんな症状がありますか?
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
一過性脳虚血発作では、一時的に手足の運動麻痺やしびれ、構音障害などの症状が数分から数十分程度で起こり、しばらくすると消失することがあります。た
ただし、一過性脳虚血発作は脳梗塞の前触れの症状であるため、軽い症状と言っても脳梗塞と同様の治療が必要となる場合があるため注意が必要です。
脳梗塞になりやすい人の特徴と発症すると現れる症状を教えて下さい。
村上 友太(むらかみ ゆうた)医師
脳梗塞を発症する可能性が高まる要素として、高齢者、生活習慣病(高血圧や脂質異常症、糖尿病など)のある人や、喫煙者、大量にお酒を飲む人、心房細動などの不整脈のある人などが挙げられます。発症すると現れる症状は、一般的な脳梗塞の症状と同様です。
配信: Medical DOC