研究グループが発表した内容への受け止めは?
ニュージーランドのマッセイ大学らの研究グループが発表した内容についての受け止めを教えてください。
中路先生
飲酒は多くの国で「生活習慣の一部」となっており、国際条約で禁止されているいわゆる「違法薬物」とは異なる分類に属します。そのため、一律に禁止することは困難でしょう。たしかに、他人の飲酒による被害の程度と範囲が大きいことを見逃すことはできませんが、どのような対象(年齢・性別・人種など)がその傾向にあるかを見極め、どう対策(制限)を講じるかが重要だと思われます。また、国々により生活習慣は異なるため、今後同様な研究がグローバルにおこなわれることを期待します。
まとめ
ニュージーランドのマッセイ大学らの研究グループは、アルコール関連の障害や早死によって失われた健康寿命の年数を推定したところ、2018年にはアルコールが原因で7万8277年分もの健康寿命が失われたことを明らかにしました。アルコールによる健康への影響は多くの指摘が既におこなわれていますが、他人への影響が明らかになった今回の研究結果も注目を集めそうです。
配信: Medical DOC
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