肉となすのジューシーさに黒酢がよく合う「豚肉となすの黒酢照り焼き丼」【手間なし!スタミナ丼】

なんだかだるくて、夕飯を作る気がしない・・・そんな暑さにバテた日は、「スタミナ丼」にしませんか? 疲労回復を促す豚肉をメインに、野菜も一緒に炒めれば、栄養満点の1品になります。今回は、黒酢で味つけした、さっぱりと食べやすい丼ものをご紹介しましょう!

教えてくれたのは
▷市瀬悦子さん
料理研究家。「おいしくて、作りやすい家庭料理」をテーマに多数のレシピを提案。特に食べごたえのあるガッツリ味はお任せあれ。

夏バテにきく肉×野菜のスタミナ丼。ココがポイント!

管理栄養士、料理研究家の牧野直子さんに、肉×野菜のスタミナ丼が夏バテにきく理由や、材料選びのポイントについてうかがいました。

ご飯×肉×野菜の組み合わせが◎
エネルギー源になる糖質をとったうえで、筋肉量を維持するたんぱく質源と、汗などで失われるビタミンとミネラルを野菜で補うメニューは一石三鳥!

疲労回復を促す豚肉orとり肉で
豚肉は疲労回復を促す水溶性ビタミンのビタミンB1が豊富。とり肉は筋肉の中で作り出される活性酸素を除去する働きのある成分が含まれます。

アリシン、ビタミンCを含む野菜を選んで
ビタミンB1の働きを助ける成分アリシンが含まれる玉ねぎ、にら、にんにく、ビタミンCが豊富なパプリカ、しし唐辛子などを使うとより効果的。

以上のポイントを押えたスタミナ丼を作ってみましょう!

豚肉となすの黒酢照り焼き丼

食べごたえのある肉でボリューミーに!

【材料・2人分】*1人分861kcal/塩分2.8g
・豚ロースとんカツ用肉・・・ 2枚
・なす・・・2個
・万能ねぎの小口切り・・・ 適量
・温かいご飯・・・ どんぶり2杯分
■A<混ぜる>
└砂糖・・・ 大さじ2
└黒酢(または酢)、しょうゆ・・・各大さじ1と1/2
└片栗粉 ・・・小さじ1
└水・・・ 90ml
片栗粉 塩 サラダ油

【作り方】
1.なすは1cm厚さの輪切りにして片栗粉適量をまぶす。豚肉は一口大に切り、塩小さじ1/4をふって片栗粉をしっかりまぶす。

2.フライパンに油大さじ1/2を中火で熱し、豚肉を広げ入れて約2分焼く。上下を返してさらに約1分焼き、いったん取り出す。油大さじ2と1/2を足してなすを入れ、約2分焼き、上下を返して約1分焼く。

3.余分な油があれば拭き取り、豚肉を戻し入れる。Aを加えて強火にし、全体にとろみがつくまで混ぜ合わせる。

4.器にご飯を盛り、3 、万能ねぎを順にのせる。

* * *

豚こま肉などでも作れるレシピですが、とんカツ用の厚みのあるお肉を使ったほうが、ちょっぴり贅沢な気分になります。カフェ飯風のしゃれた丼ものなので、ぜひ作ってみてくださいね。

監修/牧野直子 レシピ考案/市瀬悦子 撮影/澤木央子 スタイリング/中村弘子 栄養計算/スタジオ食

文=高梨奈々

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