●Windowsは10年がサポート期限
基本的にWindowsはOSのリリースから10年はMicrosoftがサポートをしてくれます。例えばWindows8.1は2013年リリースなので、2023年まではサポートを受けられます。Windows7は2009年リリースですが、ちょっと長目の2020年1月までサポート期限が設定されています。それより前のWindows Vistaは2017年4月にサポートが切れていますので、Vista以前のWindowsであるWindows XPももちろんサポートが切れています。
Windows10からは、バージョンを変えずに機能追加が行われるため、Windows Updateをしっかり行っていれば、ずっとサポートがされるようになるようです。また、iPhone人気でシェアを伸ばしたMacはサポート期限の名言はしていませんが、実質2年間となっているようです。もっとも、Macは無料でバージョンアップが行えるので、常に最新OSにバージョンアップをしていれば問題はなさそうです。
●サポートが切れるとどうなる?
サポートが切れたOSは、アップデートが行われなくなります。これは新機能の追加だけでなく、セキュリティに不備があった際の修正も行われないことを意味します。例えば、もしOS自体にPCを勝手に操作できてしまう不具合があったとしても、その不具合はなおらず。そのPCを狙ったウイルスが作成され、感染したPCはなすすべもなく個人情報や秘密のデータを抜き取られる、なんて可能性も…。
●OSだけの購入も可能
サポートが切れたOSが入っているPCは、また高いお金を払って買い替えなければいけないの? と思われるかもしれません。でもOSだけを買ってきて、手持ちのPCがそのOSに対応していれば、わざわざPCを買い替える必要はありません。Windows10であれば、1万9000円程度で購入することができるので、PCを買い替えるよりは遥かに安上がりです。
特に最新のOSは性能の低いPCでも快適に動作するように設計されているため、古いPCでも大抵の場合はしっかり動作するようです。ただし、OSのバージョンアップはこれまで接続していた周辺機器が動作しなくなるなどのトラブルが起きることも多いので、周りにPCに詳しい人がいない場合は素直にPCを買い替えたほうが良さそう。
PCは安いものでもそれなりの出費になるため、なかなか気軽に買い替えとは行かないもの。でも古いOSのまま使い続けることには、かなりの危険がつきまといます。自分のPCが10年近く使ったものなら、買い替えを検討するか、周りのPCに詳しい人に相談したほうが良いかも?
(文・姉崎マリオ)