出番前の山﨑賢人と遭遇
彼のことを同時代人としてリアルタイムで追ってきた者としては、こうした不確かな評言をどうしても見過ごせない。2024年は、30歳の節目であり、デビュー15周年というタイミングなのだから。
でもそうか、15年間か。それはどこか筆者にとって、山崎賢人に対するコレクトな評価と言葉をひとりつむいできた孤独な15年間でもあった。だけど今年の年明け早々、『ゴールデンカムイ』(2024年)の完成披露舞台の会場で、出番前の山﨑とまさかの遭遇を果たしたのは、偶然のミラクルだった。
15年越しの思いを伝えることもできたのかもしれない。でもそこはこらえて、誰とでも気さくに会話を楽しもうとする山﨑賢人本人を目の前に二言くらい交わして新年の挨拶ができた時間はむくわれた瞬間だったのかな。そんな風に今は、なおさら惚れ込んだ山﨑賢人30歳の誕生日を心から祝いたい。
<文/加賀谷健>
【加賀谷健】
音楽プロダクションで企画プロデュースの傍ら、大学時代から夢中の「イケメンと映画」をテーマにコラムを執筆している。ジャンルを問わない雑食性を活かして「BANGER!!!」他寄稿中。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。Twitter:@1895cu
配信: 女子SPA!
関連記事: