「私って“幼いおばさん”だったんだ」35歳女性の気づき。20人に連続でフラれた“残酷な理由”は

「私って“幼いおばさん”だったんだ」35歳女性の気づき。20人に連続でフラれた“残酷な理由”は

30代男性20人にフラれ、寄ってくるのは50代ばかり”

そんな経験があり、婚活パーティーは自分に合わないと思った麻衣さん。マッチングアプリも流行っていますが、麻衣さんは父親や兄弟に見られたくないという理由で、利用したくなかったそうです。

やがて、身元確認のしっかりしている結婚相談所に入会します。「相談できる仲人(なこうど)もいるし、婚活パーティーよりたくさんの人の中から探せるので効率も良い」と思いました。

入会してから7~8人の男性から申し込み(会ってみたいという打診のこと)が来ましたが、50代以上の男性が多く、最も若い男性でも48歳でした。麻衣さんと同じ30代男性からの申し込みは0件です。


仲人に相談したところ「自分から申し込みしましょう」と提案され、34~39歳の同年代男性20人に申し込みをしたのですが、お見合い成立は0件でした。

もう一度相談したところ「希望条件を広げてみては? それに、せっかく申し込みしてくれた方ですし、試しにお会いしてみませんか?」と提案されます。試しにお見合いしたアラフィフ男性には初対面で「子どもは欲しいですか?」と聞かれ、気持ち悪くなってお断りしたそうです。

「婚活をしても、価値観が合う人と結婚できる未来が描けない」と、私のところへご相談にやってきたのでした。

通勤カジュアルのつもりが、ただの「幼いおばさん」

麻衣さんは35歳独身のわりに、もっと年上にも見えました。服装はウエストゴムの楽なパンツとスニーカーでカジュアルです。カジュアルでもおしゃれな女性はいますが、麻衣さんは生活感がありすぎるのです。職場があるのは住宅街で、いつも自転車で通勤しているそうです。お化粧はしているのですが厚塗り感があり、肌ツヤがありません。髪はふつうのヘアゴムで結んでいました。


仕事では動きやすい制服があり職場に着いたら着替えるので、人目を気にする服はあまり持っていないそうです。

普段の私服とデートの服の写真を見せてもらいました。

「麻衣さん。この服だと、首都圏の婚活女性の中ではもっさりしている部類なんですよ」

「普通じゃないんですか。おしゃれしているつもりなんですけど」

「麻衣さんの職場ならこれで問題ないと思うんだけど、恵比寿とか丸の内とか渋谷に通勤している女性と比べたら生活感ない?」

「あるとおもいます。でも、ヒールを履いて職場に行くわけにはいかないし、ネイルは禁止されているんですよ」

関連記事: