ミニマリスト生活をしてわかった「減らしてよかったもの」「増やしてよかったもの」

おはようございます。

ライフオーガナイザー金田友美です。

もともと物欲が多かった私は、部屋にものが溢れていても、雑誌やSNSを見て「あれもこれも欲しい」と思うタイプでした。あるときすっきり快適生活に憧れ、片づけに目覚めました。その後、子どもが誕生し、人生の忙しさMAXになった時期にゆるミニマリストとなり、ものが少ない生活を経験しました。

約10年の間にものが多い(多すぎ)→少なめ→すごく少ない→増えはじめる、という生活を経て、現在の家を見回してみると「減ったもの」「増えたもの」には法則があることに気がつきました。

本日は「減らしてよかったもの」「増やしてよかったもの」について紹介します。

■減らしてよかった「苦手なもの」と「迷うもの」

私が減らしてよかったものは、「掃除用洗剤」と「バッグ類」でした。

もともと掃除が苦手で、楽をしようとしていろいろな種類の洗剤に手を出し、結局使いこなせず、それでも「運命の1本」を求めて、延々と使いかけが増えていく悪循環でした。

今では、新製品にもそれほど浮気せず、自分なりの最小限に絞ったことで使い勝手が良くなりました。もう少し掃除上手になれたら、もっと減らすことができそうです。

バッグ類は、洋服に合わせて替えることがオシャレと信じて育ったのですが、正直面倒だったり、難しかったりで、いくつあっても足りない気がしていました。ものを大きく減らしたミニマリスト期に、「超お気に入りを少数精鋭で持つ」「行動パターンに合わせてバッグを固定化」に成功し、迷うことがなくなりました。

■減らしすぎて失ったものは「余裕」と「ワクワク」

ミニマリスト期にたくさんのものを減らし、迷うことが減り、タイパ最強のルーティンが完成しました。けれどもいつしか日常から「ワクワク」が減っていることに気がつきました。

私が減らして失敗したものは、「食材・食器」と「洋服」です。

食材は減らした、というよりもルーティンにしてメニューを固定化しました。しばらくはうまくいっていたのですが、突発的に「あれ食べたい!あの料理を作りたい!」と、タイパやコスパを上回る自分の食い意地に負けました。

食材は予算の範囲内で、ワクワクを優先したほうが、自分にとって満足度が高いことがわかりました。

洋服については、仕事用、プライベート用と制服化して着回していました。朝の忙しい時間に迷う時間0で、非常に楽チンで快適でした。けれど、だんだんとお洒落に興味がなくなり、自分にとってただ無難な服ばかりをただ着ているな、とつまらなくなってきてしまいました。

なによりも、好きなものに関してまで「増える」ことに罪悪感を持つ状態で、余裕を失っていたかもしれません。この状態は「ものが増えすぎて収拾がつかなくなって余裕がない」状態と一緒かもしれないと、ゆるミニマリスト期を卒業しました。