ピーマンを使う定番料理のひとつが「ピーマンの肉詰め」。空洞を活かして肉だねを詰めるのですが、焼いている間にポロッと外れてしまうのが悩みの種。そんな問題を簡単に解決出来そうなレシピをYouTubeの料理系チャンネル『room no.202』で発見しましたよ♪ピーマンを横に輪切りにすることで、肉だねがまんべんなく詰められ、焼いた時にも縮みにくくなるとか。切り方を変えるだけなので、さっそく検証します!
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「輪切りピーマンの肉詰め」考案者は一人暮らしのお料理好きさん
「輪切りピーマンの肉詰め」を見つけたのはYouTubeの料理系チャンネル『room no.202』。チャンネル運営者は一人暮らしの方のようで、趣味で料理を楽しんでいると概要欄に書かれていました。
投稿されたレシピを見ると、一人暮らしで作っていそうなお料理が多い印象。「ピーマンの肉詰め」も、日々の献立にぴったりの家庭料理ですよね♪
動画では、ピーマンの肉詰めは輪切りがいいと紹介されていましたが、何がいいのかまでは言及されていませんでした。そこで、実際に作ってメリットを感じてみたいと思います。
ピーマンを横にカット!「輪切りピーマンの肉詰め」を作ってみた!
【材料】(10個分)
合いびき肉…200g
ピーマン…5個
玉ねぎ…1/2個
卵…1個
パン粉…大さじ3
牛乳…大さじ3
塩・こしょう…各少々
ナツメグ…少々
ケチャップ…適量
しょうゆ…適量
みりん…適量
サラダ油…適量
1. ピーマンの上下を切り落として半分に切り、中の種を取り除きます。玉ねぎは、みじん切りにします。
従来のピーマンの肉詰めはピーマンを縦半分に切りますが、横に輪切りするのがポイントです。中の種と白い筋は、きれいに取り除いてくださいね。
2. ボウルに合いびき肉、玉ねぎ、卵、パン粉、牛乳、塩、こしょう、ナツメグを入れて全体をよく混ぜます。
肉だねに粘り気が出るようにしっかりと混ぜましたが、普段作るハンバーグよりもやわらかい感じがしました。
3. 肉だねを10等分にして、1で輪切りにしたピーマンに詰めます。
底が開いているので、輪切りピーマンをお皿に置いてスプーンで肉だねを詰めます。輪切りピーマンだとスプーンで肉だねを落し込むようにして詰められるので、楽に詰められますよ♪
4. フライパンにサラダ油を引き、中火で熱して肉詰めピーマンの底面がこんがりとするまで焼きます。
合いびき肉から脂が出ると思い、今回はフッ素樹脂加工のフライパンでサラダ油を引かずに焼きました。
4分ほど焼いてひっくり返すと、焼き色が!輪切りピーマンだと、肉だねがポロッと外れることなく、簡単にひっくり返せました♪
5. フタをして、肉だねに火が通るまで蒸し焼きにします。
肉だねの中までしっかりと火が通るよう、弱めの中火にして6分ほど蒸し焼きに。
竹串を刺して肉汁の色を確認すると、透明な肉汁が出てきました。これならOK!中まで火が通っているかは竹串を刺して確認してくださいね。焼き上がった「輪切りピーマンの肉詰め」は、お皿に盛り付けておきます。
6. 肉汁が残っている5のフライパンにケチャップ、しょうゆ、みりんを加えて、中火でひと煮立ちさせてソースを作ります。
今回はサラダ油を引かなかったためか、フライパンに肉汁が残りませんでした。そこで、2プッシュくらいのケチャップ、大さじ1程度のしょうゆとみりんをフライパンに投入。少し付いた焦げを溶かしながら、煮詰めました。お皿に盛り付けた「輪切りピーマンの肉詰め」に、このソースを掛けたら完成です。
肉だねはふんわり&ピーマンはシャキシャキ♡食感のコントラストが絶妙!
YouTubeの料理系チャンネル『room no.202』で見つけた「輪切りピーマンの肉詰め」が、こちらです。ピーマンのお尻の切り落としがクローバーのような形でとても映えるので、生のまま、飾りとして一緒に盛り付けてみました。
ピーマンを輪切りにしたことで、肉詰めをまっすぐに立てて盛り付けることが出来ましたよ!
ひとつ切ってみると…中には肉だねがぎっしり。なんだか焼売のようなフォルムですね♪
半分に切った「輪切りピーマンの肉詰め」は、ひと口サイズなのでパクッと口に入ります。肉だねがふんわりとやわらかいのに対し、ピーマンは温かいのですがシャキシャキとした歯ごたえが残っています。
ピーマンを縦半分に切って作る従来の肉詰めは、ピーマンがくったりとやわらかく仕上がりますよね。この「輪切りピーマンの肉詰め」には、ピーマンの瑞々しさが残っていました。
ソースはケチャップ、しょうゆ、みりんを適量混ぜて煮詰めましたが、ケチャップだけを付けるよりも深い味わいになって、おいしくいただけましたよ。
輪切りピーマンに肉だねを詰めると剥がれずきれいに焼ける♪
ピーマンを縦半分に切って作る従来のピーマンの肉詰めは、焼いてひっくり返す時に肉だねが剥がれやすく、うまく焼くのに気を使います。けれど、「輪切りピーマンの肉詰め」だと肉だねが剥がれることなく、手際よくひっくり返せました。
また、底面が平らなので盛り付けた時に傾かず、お箸で掴みやすいというメリットも。お弁当箱に詰める時は「輪切りピーマンの肉詰め」の方が重宝しそう♪
ただ「輪切りピーマンの肉詰め」だと、フタをして蒸し焼きにした時にしかピーマンに火が通らないので、ピーマンの風味がしっかりと残る仕上がりに。シャキシャキとした歯触りはおいしいのですが、ピーマンが苦手な方には、従来のようにピーマンをしっかりと焼き、苦みを和らぐようにした方が好まれるのでは?という印象も受けました。
とは言え、ピーマンの切り方を変えるだけで肉だねが剥がれにくくなる点は、作り手側からすると、大きなメリットに感じましたよ。簡単に試せるちょっとしたテクニックなので、ピーマンの肉詰めを作る機会があれば、ぜひ試してみてくださいね。
配信: あたらしい日日
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