39歳女優“圧巻の壊れっぷり”が不倫復讐ドラマで炸裂。現場での「意外な姿」をプロデューサーが語る

39歳女優“圧巻の壊れっぷり”が不倫復讐ドラマで炸裂。現場での「意外な姿」をプロデューサーが語る

松本まりかは“天才型”ではない? 現場での意外な姿

 次に松本の演技がどのようにして現場から生まれているのかを聞いた。

「監督の上田迅さんは松本さんの演技について、突飛だったり癖があったりするものの、それでもみのりに共感できる理由として、そこに心情的リアリティがあるからだと話していました。そして、『なぜ今この台詞なのか』『どういう言い方なのか』などを松本さん自身がしっかりと解釈しているからこそ心情的リアリティが生まれる、と説明していました」


 直観的に演技をするのではなく、現場でディスカッションを重ねながら作品・登場人物の解釈を深めて演技していくタイプの役者であると上田氏は評しており、祖父江氏もそのことに同意する。

「松本さんを“憑依型女優”と言う人も多いように、役をおろして演じる天才型の役者というイメージが根強いです。ただ、実際は松本さんはいろいろなパターンを何度も試します。そのうえで監督と相談しながら、仕草ひとつ、呼吸ひとつを計算して作り上げていく役者なんですよね」

“まりかさんチャレンジ”誕生秘話

 本編では各登場人物の鬼気迫る演技を楽しめるが、エンディング終了後にはメインキャストがあやとりなどをしながら、オフのテンションで配信の告知をしている。なぜ遊び要素を加える告知にしたのか聞くと、「現在は大配信時代です」と答える。

「配信数を伸ばせるかどうかは大きな課題であり、視聴者に配信をしていることを印象付けなければいけません。配信の告知をただただアナウンサーが読み上げるだけでは記憶に残りません。ですので、“まりかさんチャレンジ”と題して、松本さんにいろいろな挑戦をしてもらいながら告知することにしました」

“まりかさんチャレンジ”の影響なのか、見逃し配信は好感触のようだ。

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