長時間歩いても疲れない歩き方をご存じですか? 理学療法士がポイントを解説

長時間歩いても疲れない歩き方をご存じですか? 理学療法士がポイントを解説

足裏全体で着地して、やや小股で歩くことで、長時間歩いても疲れない歩き方になるそうです。そのほかにもポイントを、理学療法士の小島雄也さんに教えてもらいました。

※この記事はMedical DOCにて【疲れやすい人は必見! 長時間歩いても疲れない歩き方を理学療法士が解説】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

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監修理学療法士:
小島 雄也(理学療法士)

ユマニテク医療専門学校理学療法学科卒業。卒業後、三重県のリハビリ病院に就職して主に重度脳卒中患者のリハビリに携わる。愛知県のリハビリテーション病院に転職後はロボットなど先進医療機器を活用した歩行訓練を多数行い、学会発表も経験する。現在も病院で働く傍らトレーナーとしてダイエットサービスを提供している。

編集部

疲れない歩き方ってあるのでしょうか?

小島さん

疲れやすい原因としては必要以上に足の筋肉を使いすぎていることが挙げられます。したがって、大きい筋肉を極端に使い過ぎないことが長距離を疲れずに歩くためのポイントです。疲れやすい方は、具体的にはふくらはぎやお尻の筋肉を使い過ぎている傾向にあります。足裏全体で着地して、やや小股で歩くことが筋肉を使いすぎない歩き方に繋がります。身近なところだとマラソンランナーはフラットに足裏をつくことでエネルギー消費を抑えながら走っています。

編集部

逆に疲れる歩き方とは、どういう歩き方なのでしょうか?

小島さん

体幹や歩幅を大きく動かす歩き方は、疲れやすくなります。例えば、ファッションショーで歩くモデルをイメージしてもらうと分かりやすいですが、内股で腰を大きく横に振る歩き方はエネルギーを多く消費するため、長距離歩行にはむいていません。歩幅は骨盤幅にして、筋肉を左右バランス良く使うことを意識すると、長時間疲れずに歩くことが可能です。また、大股で踵から着地して歩くとエネルギーを多く消費するので、長距離を歩くと疲れてしまいます。逆に急いでいるときなどは、そのような歩き方のほうが適していますので、必ずしもどちらがいいというわけではなく、その場によって使い分けるのがいいでしょう。

編集部

ほかに疲れない歩き方のポイントはありますか?

小島さん

歩行ペースを一定にすると、疲れにくい傾向にあります。特に加速するときにエネルギーを多く消費しますので、一定にすることでエネルギーを温存し、長距離を疲れずに歩くことができます。日頃から意識して、コントロールできるようにしておくといいでしょう。

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