意外と知らない危険な毒虫に注意!アウトドアのプロが夏キャンプの虫対策を徹底解説

意外と知らない危険な毒虫に注意!アウトドアのプロが夏キャンプの虫対策を徹底解説

■蚊、ブユ、アブに刺されたり、嚙まれたりしたときの対処法は?

ポイズンリムーバーで毒を吸い出すのがおすすめ

蚊、ブユ、アブ、ハチなどは、ポイズンリムーバーという毒を吸い出すための道具を使うのがいちばん有効。

ハチ毒を吸い出すための道具として知られていますが、実は蚊やブユ、アブなどでも、毒を外に吸い出してくれるので、かゆみや痛みを減らすことができます。

そのあと、⽔で洗い流して薬を塗り、かゆみがひどい場合は、保冷剤などを使って冷やすとかゆみがやわらぎます。
抗ヒスタミン剤を含む薬品なども⽤意するとよいでしょう。

全般的にかゆみはヒスタミン軟膏で抑えられますが、もし、ひどい腫れなどの症状が出たときは、炎症を抑えるためにステロイド外用剤を使いましょう。

吸引して毒を排出するポイズンリムーバーは、応急処置アイテムのひとつとして用意しておきたいもの。写真は定番のアスピラボ「アスピブナン」。

■ヤマビルに吸い付かれたら、引っ張って剝がしていい?

無理に剝がすのはNG。歯が残って化膿の恐れも

吸⾎中は⼩さな⻭で⾷いついています。無理に剝がすとその⻭が肌に残り、化膿することもあります。
満腹になったら自分から離れるので、⾃然に剝がれ落ちるのを待つか、あるいはヒル⾃⾝が⼝を離すように仕向けましょう。

昔からある手法としては、ライターやタバコの⽕をヤマビルに近づけて剝がれ落とす⽅法があります。
また⾍よけスプレーをかけると嫌がって離れます。傷口は水で洗い流し、抗ヒスタミン剤などを塗布しておきましょう。