ライセンスなど不要!本田圭佑 W杯予選に苦しむアジア列強に監督就任の“自信満々”逆オファー

 カンボジア代表の実質的監督を務めた経験を持ち、サッカー元日本代表で現在は無所属となっている本田圭佑が、アジア各国に向けて指揮官就任の「逆オファー」をしたとして様々な反響が寄せられている。

 2026年の北中米W杯アジア最終予選が9月6日までに各地で開催され、日本代表は中国代表を7-0で圧勝したものの、強豪国のオーストラリア代表がバーレーン代表に0-1でまさかの敗北を喫したほか、韓国代表やサウジアラビア代表も初戦を引き分けるなど、波乱の幕開けとなった。

 すると、本田は同日のXで「なんという予選ラウンド…W杯に出場したいなら、私は準備ができています」「ヘッドコーチとしてね」と英文で綴り、アジアの列強に向けて自身を売り込んだ。

 翌7日には「ヘッドコーチを誤解してる人多いね。監督って意味ね。あとこのツイートに関しては日本代表のことではなく、それ以外の全然ダメな国の話ね」と補足し、コーチ陣ではなくあくまで指揮官としての就任を望んでいることを明かした。

「本田は選手としてはもちろん、18年にカンボジア代表のヘッドコーチとしてもW杯予選を戦った経験がありますが、指導者ライセンスを持っていないことに加え、本人もその資格を取る意思が全くないことを明言しています。理由は『そもそも指導法に正解なんてないんですから』というもので、S級ライセンスがなければ正式な監督になれないというルール事態を“皆で変えましょうよ”と呼びかけたこともあります(17年7月25日更新のX)。おそらくは日本サッカー界の歴史上、“最もW杯で活躍した選手”であるという自信が底にあり、“オレ以上にW杯を知っている日本人がいるのか?”という思いが強いのでしょう。事実、本田はW杯におけるアジア人選手の最多得点記録を保持しており、3大会連続で得点&アシストを両方記録した選手は本田を含めて世界に6人しか存在しません。それらの実績が本田の“自信満々な逆オファー”につながったのでしょうが、一部ネット上では『ヘッドコーチに就くためのライセンスが無いのに準備ができているとはこれ如何に』『まずは資格です。話はそれから』『FIFAが定めたルールですから』と、やはりルールを遵守する必要があるとの声も寄せられています」(スポーツライター)

 本田は現役プレーヤーとして活躍していた19年にも、Xを通して、イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッド公式アカウントに「オファーをください」と呼びかけ、“お金は必要ありません”と逆オファーを展開したことがある。

 本田らしい奇抜な“就職活動”だとして話題となったが、結果は実らず、今回のヘッドコーチオファーについてもいかなる決着を見せるかが注目されるところである。

(木村慎吾)

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