4階以上の高い位置にある部屋は、泥棒に入られにくいといわれています。
そのため、睡眠時に窓を開けて外の風を入れたり、外出時にベランダ側の鍵を開けたままにしたりしている人もいるかもしれません。
しかし、高層階であっても、実は泥棒に侵入されるリスクがあるのです。
高層階でも泥棒に入られるリスクがある
ホームセキュリティーのプロである、綜合警備保障株式会社(以下、『ALSOK』)によると、「警察庁の調べによると、一戸建てや共同住宅の3階以下では窓からの侵入がもっとも多く、4階以上であっても表出入り口に次いで、窓からの侵入が2番目に多いのが現状」とのこと。
実はマンションの高層階であっても、鍵をかけていない状態であれば、あっさりと窓から部屋に入られてしまうのです。
では、泥棒はどのようにして高層階の部屋に侵入するのでしょうか。同じく『ALSOK』によれば、以下の3つの手口が挙げられるそうです。
下がり蜘蛛
マンションの屋上からベランダにロープを垂らし、窓から侵入する手口。最上階以外でもこの方法で侵入する例があるそうです。
雨どい上り
マンションの雨どいや排水管を登って、ベランダから高層階の部屋に侵入する手口。高層階以外での侵入でも可能な手口です。
クモ男
ベランダの柵を持ち、懸垂するようによじ登って高層階まで侵入する方法。『ALSOK』によると「信じられないかもしれませんが、実際にある手口です」とのこと。
高層階であっても、上記のような方法でベランダから侵入してくるため、必ず窓の施錠をしましょう。
また、夜間や昼間に、家人がいても侵入されるケースもあります。食事中を狙って侵入する居空きや、寝ているタイミングを狙う忍び込みがあるため、在宅でも油断は禁物です。
※写真はイメージ
高層階でも泥棒に侵入されるリスクがあるため、無締り・無対策で出掛けたり、寝たりするのはリスクのある行為です。
金品を盗まれるだけでなく、泥棒と鉢合わせると非常に危険なため、高層階であっても施錠を怠らないようにしましょう。
『ALSOK』のウェブサイトでは、泥棒対策や補助錠の活用方法などを紹介しています。役立つ情報が盛りだくさんなので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
[文/デジタル・コンテンツ・パブリッシング・構成/grape編集部]
出典 綜合警備保障株式会社(ALSOK)(取材協力)/マンションでも窓を開けて寝るのは危険!効果的な対策は?
配信: grape [グレイプ]
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