フライパンとレンジのW使いで完璧な焼き加減
もうそろそろ、ミトンの中の肉がいい感じになってるはずだから取り出してもらって。まだ熱いから気をつけて。
めっちゃ熱いです。ミトンで保温されてるからぜんぜん冷めないですね。
アルミとラップを開けてもらって。肉汁がめっちゃ出てると思うので、全部フライパンのソースに足してください。
すごい、無駄がない。
肉を切り分ける
うわ、柔らかい!完璧ちゃいます?断面がもうおいしそう。
完璧にできてます。断面もちゃんと火が通った感じの赤み。
レンジでやるとお肉がキューってなっちゃうけど、これは完璧な焼き加減ですね。
これ以上やるとお肉がかたくなっちゃうし、これ以上短いと肉汁がしたたって生っぽくなっちゃうし、加減が難しいんですよ。
切ったお肉を器に盛り付ける
ソースは、さっき肉汁を加えたから少しだけ煮詰めましょう。小麦粉もそんなに入っていないので、自然ととろみがつく感じになっているはず。少しの小麦粉がソースに力を持たせてくれるんですよ。
説明のうまさよ…!
説明しないとみんな納得してくれないからね。で、仕上げに黒こしょうを入れたらソース完成!
じゃあ、切ったお肉にソースをいい感じにかけてください。
めっちゃおいしそう!
パセリをパラパラッと全体にかけて、と。山本ゆりさんに作ってもらった革命ローストポーク、完成です!
「最高のレシピを思いついても、すでにゆりさんが作ってる」
ワインや!
白が合うと思いまして。
乾杯!
いただきます。わ、お肉がお箸で切れる!うわ、めっちゃおいしいですね。
柔らかさもそうですし、ソースの塩味がね、酒飲みには刺さるでしょ。
でも、そんなにしょっぱくないですよ。なんかね、「おしゃれな味がするんかな~」と思って食べたら、ほんまに「おいしい!!」っていう、かなりがっつりした味。みんな好きな味やわ。
そうそう、俺はそこを目指してるから。
お肉が柔らかくてびっくりした。レンジが先でフライパンが後だったらここまで柔らかくはならないかも…。そしてやっぱり、レンジだけではこの香ばしさは絶対に出ないですね。
そう、だからやっぱりフライパンと両方使ってほしいな。このレシピは、ゆりさんから学んだレンジ技術と、僕が洋食で学んだ焼きの技術のハイブリッドなんですよ。だからゆりさんに食べてもらいたかった。
リュウジさんって86年の5月生まれですよね。私も一緒。
えっ、そうなんだ!86年生まれで活躍してる人ってダルビッシュ有くらいしか知らないな。
あと北川景子さんとか。女優さんは多い気がします。
そうなんだ、あまりテレビ見ないから詳しくないんだよね。ところでさ、ゆりさんって自分が出演したテレビ見る?僕は恥ずかしいから見ない。
わかる!私も見ないです。見ないというより、見れない。みんなには「見てください」って言うのに…。
なんか、テレビに出ている自分を客観的に見てしまうと、もうテレビ出たくなくなる。
そうですそうです!わぁ、リュウジさんでもそうなんや。
リュウジさんって、発言や行動の根底に「料理人口を広めたい」という目的があるじゃないですか。1本筋が通っているから、多少過激なこととか言っても納得がいく。そこがすごいなって尊敬してます。
ありがとう。ゆりさんはね、めちゃくちゃ優しいの。俺が炎上しちゃったときも、「リュウジさん、大丈夫ですか?」って連絡くれたし。
いや、あれはおもしろかったんで(笑)。
僕、実はゆりさんが新作レシピを出すたびにめっちゃ見てるんですよ。「またこんないいネーミングのレシピを!」「あっ、炊飯器に冷凍のガチガチ肉を突っ込んでる!?」みたいな(笑)。
ついに「どこまで手を抜くねん!」みたいな域に(笑)。
いいアイディアだと思うけど、さすがに僕が後追いするのはダサいなと思って。いつもレシピ作っていて、「あ、これ最高においしいやつできたわ」と思って検索したら、すでにゆりさんが作ってるの。
私も、調べたらだいたいすでにリュウジさんが作ってる(笑)。もう、この世のすべての料理作ってるやん。だからもう、調べないです!
でも、人とかぶるのを恐れていると何もやれなくなるからね。多少アイディアがかぶっても、じゃあ自分の色をどうやって出そうかっていうのは考えてる。
配信: アイスム