わからないことが書いてある…ってどういうこと?!新感覚絵本が楽しすぎ!

わからないことが書いてある…ってどういうこと?!新感覚絵本が楽しすぎ!

わからないって、なんだろう?

先日、東京国立科学博物館で恐竜の絵本の出版記念イベントが開催されると聞いて、さっそく参加してきました。
「特別研究員」として、ウキウキで会場へ。

(おっきなクジラが、目印!)

恐竜の世界には、まだまだわからないことがたくさん

博物館にはたくさん骨格標本が置いてあるし
図鑑もたくさんある。
きっと、いろんな研究者がもういろいろ調べているから
もうすでに分かっているにちがいない・・・

と思いきや
実は、まだまだわかっていないことが多いらしい恐竜の世界。

わかっていることに関する図鑑や絵本はたくさんあっても
わからないことに関する本って、そういえばない・・・。
目からウロコの、新感覚絵本「きょうりゅうのわかっていること・わかっていないこと」(木下さとみ文・よしもりひろすけ画/小学館集英社プロダクション)の紹介からイベントがスタート。

本の監修にかかわった恐竜研究者の真鍋真先生、本を書いた木下さとみ先生、イラストを描いたよしもり先生がゲストとして来場し、
絵本を実際に朗読してもらいました。

こちらが真鍋先生!

大昔に住んでいた恐竜について
わかっていることと、わかっていないこと。
わかっていることについての絵本はあれど、
わかっていないことについての絵本って、ないですよね。

だってわかっていないからね…笑

でもこの絵本は、「わかっていないこと」がテーマ。

ティラノサウルスって、どうして手が短かったんだろう・・・
恐竜の声ってどんな感じだったんだろう・・・ などなど

今回のワークショップでは、そんな「実はわかっていないこと」に対して
参加者の子供たちがそれぞれ自由な仮説をたてます。

参加していたのは、7歳までの子供達。
可愛らしい仮説から、本格的なものまで様々な仮説が登場し、

(ケンカをしても相手にあたらないためにティラノサウルスの手は短かったと書いた息子 笑)

その全てに対し恐竜博士・真鍋先生が答えてくれたんです!

実際にわかっていないこと、
実はわかりつつあること、
昔はこうだと思われていたけど最近新しい発見がされて、今はこれが正解らしい、ということなどなど…

皮膚や内臓など、柔らかい組織については化石に残っていないので、
まだまだ恐竜の世界はわからないことがたくさん。

自由に仮説を立て、どうしたらその答えが見つかるのかを考えるのは本当に楽しい。
「きょうりゅうのわかっていることわかっていないこと」は、
そんな想像力をくすぐられる絵本でした。

母にもあった!息子について、「実はわかっていないこと」。

最後に質問コーナーがあり、
恐竜について、興味はあるけどそこまで詳しくはない息子…
まわりの恐竜ガチ勢の子たちがガチめな質問をするべく手を挙げる中
「僕もなんか聞いてみたいワァァ〜」と 実にふわふわっとしていたので
内心「ほかの子に譲ってあげたら・・・・」と心配になってしまった私、
やめときなよぉ…と息子を止めてしまったんです。

そんな私の制止を振り切り、ハイ!と挙手した息子。

一体どんなことを聞くのかと思いきや

「恐竜は、自分が絶滅したことに気づいていたんですか?」

と質問。

先生は「哲学的!」と驚いていましたが
1番驚いたのは多分私…
どこから降って来たんだその質問!!
でも私も気になる!!

気になる真鍋先生の答えは・・・

先生曰く、

恐竜たちのあいだで、「最近トリケラトプス見かけないよねー」「そういえばそうだね」「どうしたんだろうね」っていう感じの会話があったかはわからないけど
気が付いたらみんないなかった、という感じではないのかな。とのこと。

だから多分、自分たちが絶滅したことには気づいていないと思うよ、
と教えてもらいました。

どんな質問にも真面目に答えてくださる先生に、感激。
息子の心にも届いているといいな・・・

そして、大人になるとどうしても頭がかたくなってしまって
「そんな質問やめときなよー」なんて言ってしまうけれど
頭をやわらかーく、柔軟な考えを持たなくては、と再確認させられた私だったのでした。

イベント終了後にはサイン会が♪

絵本にサインをしていただき、「認定書」をいただいてイベントは終了。
絵本の絵を描いたよしもり先生に目の前でさらさらっと恐竜の絵を描いてもらい息子は大喜び!

(写真の撮影・掲載の許可はいただいております♪)

わからないことを考えるって、実は楽しい

考えてもわからないことなら、考えなくていーや・・・・

なんて、必ず答えを求めてしまいがち、コスパ・タイパを重視しがちな大人の世界。
子供たちのやわらかーい頭なら、まだまだ答えのない問いを一生懸命考えられるハズ♪
「わからないこと」への問いや、子供たちの自由な発想は、とっても新鮮。
大人には見えなくなってしまった空想の世界や、そんなこと考えたことなかった!な発見がたくさんあるかも!?
ぜひ親子で一緒に読んでみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
Have a nice day!!

<あんふぁんメイト mizuho>

夫・長女8歳(小3)・長男6歳(年長)
すきま時間のゆる(やか)知育で私も子供たちも世界を広げたい☆ 趣味は園芸‼︎そして刺繍‼︎

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