ひとつ工夫するだけ!誰でも簡単にできる最強の保冷テクニックを徹底解説!

ひとつ工夫するだけ!誰でも簡単にできる最強の保冷テクニックを徹底解説!

夏キャンプに欠かせないのがクーラーボックスなどの保冷アイテム。
そのまま使っている人も多いだろうが、ちょっとしたコツを知っていれば保冷効果はアップする。
今回はおすすめの保冷アイテムと共に、そんなテクニックを紹介しよう!

■保冷の基本テクニック

①凍らせた食材を保冷剤代わりに

肉や魚といった腐りやすい生モノは、できるだけ長時間冷やして保存するのが理想。

日陰がない場所でキャンプをすることもあるので、保冷力を持続するためにあらかじめ食材を凍らせておく方法がオススメ。
それによって食材が腐りにくくなるとともに、保冷剤代わりにクーラーボックス内を冷やせて一石二鳥になるのだ!

➁横にも上にも保冷剤を入れる

保冷剤をどこに入れると保冷効果が上がるのか。答えはサイドと上。
冷気は上から下へ流れる性質があるため、保冷剤は上に置いたほうが全体を冷やしてくれる。

また、フタや底と比べて断熱材が薄いサイドには、外気への接触を極力防ぐために入れる。
保冷剤を上に置いたら、さらに断熱シートなどをかぶせるとより効果が高いとされている。

上に保冷剤を置く際、肉や魚などの生モノは圧迫されるので注意しよう。

③板氷を入れて保冷力をUP

「冷蔵庫に保冷剤を忘れてしまった!」というときは、代わりに板氷を買うとよし。
ロックアイスより板氷のほうが表面積が小さく、氷の形を長時間キープして保冷効果が高いとされている。

とはいえ、2日も保つとは限らないので、クーラーボックスを日陰に置いたり、フタを開ける回数を減らしたりして溶けない工夫をしよう。

板氷はロックアイスより重量があるため、上に載せると下のものが潰れるので注意。

④スタンドに載せて地熱から守る

地面は太陽光を浴びて温度が上がるだけでなく、地熱で自然に暖かくなることもあり、それによってクーラーボックス内を暖めてしまうことがある。

そのため、スツールやスタンドなどの上において、地面から距離を離すと保冷力を維持できる。
曇りの日でも地面が暖まっている可能性があるため、クーラーボックスとスタンドはセットで用意しよう。

ハードクーラーは低めの、ソフトクーラーは高めのスタンドがあると屈まなくて済む。

⑤スノコを敷いて食材を守る

氷や保冷剤が溶けると、結露して水が底に流れていく。
水は熱を伝えやすい性質があるため、冷えたものに水があたると温まってしまう。

それを防止するため、クーラーボックスの底にスノコを敷いて高さをあげよう。
スノコではなく他の方法で高くしてもよし。また、定期的に水を排出することも効果がある!

スノコは百円均一でも売っているため手軽に解決。お好みの方法でリフトアップしよう!

⑥持っておきたいオススメ保冷剤

ロゴス 倍速凍結・氷点下パックL
1180円
従来品の氷点下パックGT-16℃より凍結時間を短縮。保冷時間も一般的な保冷剤の約8倍をキープ。
サイズはLのほか、XLとMの展開もあり。

クーラーショック Cooler Shock Large
1680円
血液輸送技術を応用し、アルミニウム、ポリエチレン、ナイロンによる三層構造を実現。
マイナス7.8℃を長時間キープする高い保冷力が特徴。

キャプテンスタッグ 時短凍結スーパーコールドパック〈L〉1800円
天然系高分子を使用した植物由来の保冷剤。冷凍庫に入れると24時間で凍結し、従来品と比べて保冷時間は約8倍! 
1泊のキャンプなら安心して使える。

■保冷の中級テクニック

クーラーinクーラーで保冷力アップ

ハードクーラーの中に、容量が半分ぐらいの大きさのソフトクーラーを入れて2気室にし、それぞれに保冷剤を入れる。

そうすればソフトクーラー内の温度が上がりにくくなるので保冷剤が長持ちし、夏の2泊でも食材を冷たくキープする。

ソフトクーラーを食材用、ハードクーラーをドリンク用にしておけば、ドリンクを取り出すたびにフタを開けても、ソフトクーラー内の温度は上がらないので、肉や魚などの生ものを入れておいても安心だ。

ソフトクーラー内にも保冷剤を入れて食材を冷やす。

取り出しやすいハードクーラーにドリンクを入れる。

サーモマグは保冷力だって抜群!

温かいドリンクを保温するためのサーモマグは、断熱性が高いので冷たいドリンクもしっかりと保冷してくれる。
いつでも冷たいドリンクを飲みたい夏には、うってつけのアイテムだ。

熱伝導率が低く外気の影響を受けにくいチタン製中空二重構造のカップと専用のリッド。

火を使う時間が短いから暑くない

肉を柔らかく煮ることができたり、ほったらかしで手間をかけずに調理ができることで人気の保温調理器。
おいしく楽に調理できるだけでなく、火を使っている時間が短くなるので、調理中に暑くないというメリットもある。

また、保温調理中は火を使わないので、鍋から離れてもOK。
タープの下などで涼んでいられるのも、暑い夏にはありがたい。

SOTO / eMEAL (エミール)
加熱したステンレスダッチオーブンを入れるだけで保温調理をしてくれる。保冷調理も可能。

サーモス/ 真空保温調理器シャトルシェフ/ROP-001
加熱した調理鍋を保温容器に入れるだけで保温調理する「シャトルシェフ」のアウトドア仕様。