30代で看護師からフリーの「インスタ運用代行」に。お仕事内容を解説!

家庭と仕事の両立がしやすいと、近年人気の在宅ワーク。その中には、Instagramを使ったお仕事があるのをご存じですか? まとまった時間を取りづらい子育て世代や介護世代に人気な職種だそうです。

そこで今回は、Instagramを使ったお仕事『インスタ運用代行』をされている絵柳かおりさんにお話を伺いました。具体的な業務内容はもちろん、どんな方に向いているお仕事なのか解説していただきます!

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こんにちは、2児の母の絵柳かおりです。フリーランスのインスタ運用代行の仕事をしています。以前は看護師でしたが、小学生になる娘に「おかえり」と言える環境を作りたく退職。在宅でできるインスタ運用代行に挑戦しました。

今回は、看護師というまったくの別職種からインスタ運用代行を始めた私の実体験を元に、実際の業務内容をご紹介します。参考になれば嬉しいです!

1.そもそもインスタ運用代行ってどんな仕事?

インスタ運用代行とはその名の通り、企業や個人事業主が運営するInstagramアカウントを、代理で運用するお仕事です。

商品をPRしたりサービス認知を広げるためにフォロワーを増やしたいけど「忙しくて手が回らない」「Instagramのやり方がわからない」……。そんな方に代わって、Instagramの運用を請け負うのです。

最近では企業やサービスがInstagram発信を行うのはもちろん、SNSに注力する個人の方も増えていますよね。発信する企業や個人の方が増えるほど、インスタ運用代行の需要は高まります。

■2.具体的な業務内容は?
具体的な業務は、主に企画立案とコンテンツ制作に分けられます。

企画立案とは、投稿の内容を考える根幹の業務です。お客さまの要望をヒアリングしたり、過去投稿や競合アカウントの反響を分析したりして戦略を立てていきます。

コンテンツ制作は、決定した投稿内容を画像に落とし込む作業です。投稿内容のライティングや画像のデザイン、リール動画の編集など、あらゆるスキルが求められます。

また、お客さまによってはDMやコメントの返信や、ストーリーズ投稿なども任せていただくことも。

多くの案件はチームで動いており、業務が細分化されています。「まずはデザインから」「動画編集ならできるかも」など、自分に合った業務量、業務内容から少しずつ始められるのも、インスタ運用代行の魅力ですよ。

■3.インスタ運用代行は、こんな人におすすめ!
次に、インスタ運用代行が向いていると思う方の特徴をご紹介します。当てはまるかも……という方は、ぜひ詳しくインスタ運用代行について調べてみてくださいね。

(1)子育てや介護などがあり、自分のペースで働きたい人
インスタ運用代行は、子育てや介護など時間の制約が大きい方におすすめです。

他のWeb系在宅ワークにも共通しますが、インスタ運用では打ち合わせ以外の業務時間に縛りがありません。

私の息子は喘息持ちで、頻繁にお迎えの電話がありました。看護師時代は、そのつど仕事を引き継ぐ手間と申し訳なさでいっぱいでしたが、現在は「すぐ行きます!」と自分の判断ですぐに迎えに行けるように。その分の仕事は夜やろう、と自分で調整できるのが気楽です。

(2)少しずつ在宅ワークを始めたい人
また、副業など少しずつ在宅ワークを始めたい人にも向いています。

前述したとおり、インスタ運用の業務内容はライティング、デザイン、DM対応…など、細分化されています。そのため、自分のキャパシティに合わせて業務量を選択しやすい職種なんです。

まずは副業として本業の終業後に始めてみたい。育児に少し余裕が出てきたから少しだけ働きたい。仕事を辞めてずいぶん経つけど少しずつ仕事に復帰したい。そんな方との相性がいい職種ですよ。

(3)コツコツていねいな仕事が得意な人
インスタ運用代行は、コツコツと仕事ができる人が求められます。

Instagramの投稿はステキな写真や目を惹くデザインが多く、キラキラしたイメージがあるかもしれません。しかし投稿を1つ仕上げるにはたくさんの工程があり、どのアカウントも裏では多くの努力を重ねています。

また、Instagramの投稿は長期的に続けていくものなので、ていねいに同じクオリティで納品し続けることも大切です。

まずはライティング、デザインなど自分に合ったスキルを見つけて真摯に取り組むことでお客さんの信頼獲得に繋がり、お仕事の幅も広がるでしょう。

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普段からInstagramを見ている人にとっては、身近なお仕事かもしれませんね! ライティングやデザインなど、別の仕事と兼業するのも相性がよさそうです。

▶プロフィール
絵柳かおり(インスタ運用代行)
2児の子育てをしながら、インスタ運用代行として活躍中。子どもに「おかえり」と言えるよう、看護師から転身。スキル0の状態から、扶養内でしっかりと収入を得られるように!

文=YY

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