役者・二宮和也、恐るべし!『ブラックペアン』で前作主人公がとうとう登場したシーンの興奮たるや…

役者・二宮和也、恐るべし!『ブラックペアン』で前作主人公がとうとう登場したシーンの興奮たるや…

ヘタするとコメディのようになってしまうが…

さすが演技派・二宮和也。

今作主人公・天城は「さあ、ショータイムだ」、「だってオペは芸術だもん」といったアーティスティックな発言が多いキャラ。それらのナルシシズム感もあるセリフで、二宮さんはいい意味で前作主人公・渡海とは違うベクトルの“嫌なヤツ”感を醸し出しているので、視聴者は混乱することなく、すんなりと別人だと受け入れられたことでしょう。

また、天城のセリフはヘタするとコメディのようになってしまいかねないリスクを背負っていますが、二宮さんの針の穴に糸を通すような絶妙な演技の塩梅により、シリアスな作風を壊さないテンションの主人公になっています。

明らかに別人…二宮和也の演技力の高さたるや

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亡くなったキャラを演じていた俳優が、続編で別人としてキャスティングされるというケースはありますが、死亡したわけでもない主人公を演じていた役者が別の人物を演じるなんてトリッキーすぎるというもの。けれどそれが斬新な“引き”の強さを生み出しています。

なんと物語中盤から前作主人公・渡海が再登場してきており、それがとびっきりの“引き”となっているのです。

第6話では7~8年前の回想シーンながら、渡海がたっぷり登場。シーズン1の前日譚で、趣里さん演じる看護師と師弟のような絆を深めていくエピソードが随所に挿入されて描かれていました。

そして、第8話ではついに2024年現在の本筋エピソードで、渡海が登場。

天城と渡海が双子の兄弟だったことが明かされたのですが、ある不条理な過去が原因で心臓に疾患を抱えていた天城が手術を受けることに。その手術中に、渡海がさっそうと現れたのです。

「まだ1億円払ってもらってないんだけど」、「1000万で揉み消してやるよ」、「やりませんよ、俺は。あんなギャンブルみたいなこと」と不敵に微笑む渡海。これは明らかに天城とは別人。

改めてそう思わせる二宮和也の演技力の高さたるや……!

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