「薬がない!」お渡し後の問い合わせ。見つかる意外な場所とは【調剤薬局の舞台裏】

調剤薬局で働く薬剤師で2児の母のママと子どものおくすりやさんです。

薬局で働いていると必ずといっていいほど経験する問い合わせ。それは「(さっきもらったはずの)お薬が入ってないんだけど?」薬局にとって嫌な問い合わせランキングの上位に挙がるのでないかと思います。

「薬がない」と言われた場合の薬局での対処法は?

対処法としては、まず薬局の実際の在庫がパソコン上の在庫の数値と合っているかどうかを確認します。決してあってはならないことなのですが、お渡しの数を間違えることもあるんです(泣)。この場合はこちらの非を認めてすぐに足りない分をお渡しし、お詫びします。

薬局の在庫が合っている場合は、患者さんが落とした可能性や、薬局側が用意はしたものの、薬局内に落としてしまい、渡しそびれていないかを考慮して防犯カメラで確認します。

それでも見つからない場合は、患者さんにもう1度身の回りを確認してもらいます。持参したバッグに入っていないか、家の中に落ちていないか…。実は意外なところから出てくるケースもあるんです。

その1、冷蔵庫

スーパーで食材を買った帰りにお薬を受け取られる患者さんの中には、買い物した食材と同じ袋に薬を入れてしまう姿が見受けられます。そうすると、食材と一緒にお薬も冷蔵庫に入れてしまうケースがあるようです。

「冷蔵庫から出てきた!すみません。」といったケース今まで3、4件経験したことがありました。