2023年6月29日放送の『あさイチ』で、トマトをたっぷり使った「アジの南蛮焼き」を作っていました。南蛮漬けは聞いたことがありますが、南蛮焼きとは?と、作り方を見てみると…。しょうゆベースのたれにアジを漬け、トマトとなすと一緒にトースターで焼いていました!アジを揚げなくていい上に、トースターにお任せでOKなら、気軽に作れそう♪東京・西麻布の名店「麻布 和敬」のご主人・竹村竜二さんのレシピにトライ!
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和食でミシュラン1つ星!「麻布 和敬」のご主人・竹村竜二さんがこちら!
「師匠と弟子の物語」は今回から3回にわたり、「分とく山」出身で今は自店構える3名の料理人が登場。
初回は東京・西麻布「麻布 和敬」の主人、竹村竜二さん。https://t.co/qevE05jTyb#料理王国 #分とく山 #野﨑洋光 #麻布和敬 #和敬 #和食 #日本料理 #azabuwakei pic.twitter.com/H7MtqUN3WG— 料理王国 / CUISINE KINGDOM (@cuisinekingdom) September 12, 2022
料理雑誌『料理王国』の公式X(旧Twitter)に、「麻布 和敬」のご主人・竹村竜二さんの画像がポストされていました。
和食の名店、東京「分とく山」で修業し、2012年に故郷の愛媛県松山市で「和敬」を開業。6年で地元の人気店となりましたが、世界屈指の食の都・東京での挑戦を胸に、2018年に東京・西麻布に「麻布 和敬」を構えたという経歴をお持ちの方です。
「麻布 和敬」の料理のコンセプトは、”10年経っても色あせない、現代の日本料理”だそう。伝統を重んじながらも今風にアレンジを加えた料理は、ミシュランのお墨付き。『ミシュランガイド東京2024』で、1つ星を獲得していますよ。
そんなミシュラン1つ星店のご主人、竹村竜二さんが『あさイチ』で作っていたのが、「アジの南蛮焼き」。アジは揚げずにトースターで焼くというのが、珍しい。家庭で作りやすいようにアレンジしたと思われるレシピだったので、挑戦してみます!
トースターで気軽に作れる♪「アジの南蛮焼き」を作ってみた!
【材料】(作りやすい分量)
アジ(三枚おろし)…1尾分
トマト…1/2個
なす…1/2本
太白ゴマ油…大さじ1
青じそ…2枚
(漬けだれ)
しょうゆ…大さじ1と2/3
みりん…大さじ1と2/3
酒…大さじ1と2/3
長ねぎ(みじん切り)…35g ※今回は10cmほど使用
輪切り唐辛子…1/2本分
1. アジの身を半分に切り、厚い部分の皮目に切り込みを入れます。
今回は3枚おろしの状態で、15cmほどのアジを用意。頭側の切り身に、切り込みを入れました。
2. しょうゆ、みりん、酒、長ねぎ、輪切り唐辛子を混ぜて、漬けだれを作ります。そこにアジを入れ、20分ほど漬けます。
南蛮焼きという名前ですが、漬けだれに酢を入れないのが特徴的。でも、長ねぎと唐辛子の風味が付いて、南蛮漬けのようなおいしさになるのでしょうね。室温が高いので、冷蔵庫で20分漬けおくことにしました。
3. へたを取ったトマトとなすを1cm角に切り、ボウルに入れてゴマ油をまぶします。
角切りにしたトマトとなすが、夏っぽい♪ゴマを焙煎せずに生絞りした「太白ゴマ油」は、茶色いゴマ油のように、香ばしい香りはありません。油っぽくないので、野菜の味わいが損なわれませんよ。
4. アルミホイルを、20×15×2cmほどのトレー状に折ります。それを天板に乗せて、中心に2のアジ、その周りに3を置き、2の漬けだれをかけます。
レシピではアルミホイルを立体的に折ると書かれていますが、漬けだれが漏れそうな気がしたので、今回はタルト型の上にアルミホイルを敷いて使うことにします。
アルミホイルを敷いた型にアジと角切り野菜を並べ、上から長ねぎが入った漬けだれをかけました。
5. トースター(1000W)で約12分、アジに焼き色が付くまで焼きます。
筆者宅のトースターはワット数の設定が出来ないため、今回は250℃で焼くことに。
7分ほど経つと、アジの上に乗せた長ねぎが焦げてきたので、アルミホイルをかぶせてさらに5分焼きました。その後でアルミホイルを外し、アジの表面に焼き色が付くよう、3分ほど焼いて仕上げました。
器に盛り、青じその千切りを乗せたら完成ですが…。今はまだ気温が高い時期なので、粗熱を取ってから冷蔵庫で1時間ほど冷やして、いただくことにします!
アジがふっくら♪酢ナシでも長ねぎの風味が効いた野菜ダレで南蛮風に
ミシュラン1つ星の和食の名店、「麻布 和敬」。そちらのご主人・竹村竜二さん直伝の「アジの南蛮焼き」が完成しました♪
今回は冷蔵庫で冷やしてから盛り付けましたが、トマトとなすのカラフルさは、焼き上がった時と同様に保たれ、イタリアンのような映える一品に仕上がりましたよ。
アジを食べてみると、ふっくらジューシー♪トースターで焼くと、直接には火が当たらないので、身が硬くならず仕上がっています。今回は冷やしたことで、漬けだれの味わいも身に染み込み、とってもおいしい!
トマトとなすの角切りを食べてみると、ほんのり、しょうゆとみりんの甘さを感じる味わい。でも、トマトの甘さと長ねぎの風味が強く、輪切り唐辛子のピリッとした辛さもあります。夏野菜のマリネのようなおいしさでした。
酢などの酸っぱい調味料がまったく使われていないので、一般的な南蛮漬けよりもマイルドな味わい。ですが、トマトの軽やかな酸味、長ねぎの風味、唐辛子の辛さが南蛮漬けを思わせてくれます。
焼きたてでもおいしいと思いますが、冷やすことで漬けだれの味わいがアジにも野菜にもしっかりと染み込んで、とてもおいしい冷製おかずになりました。
アジを揚げる手間も不要♪トースターで焼けば身がふっくらと仕上がる!
『あさイチ』で紹介されていた「アジの南蛮焼き」は、トースターで気軽に作れる、とてもおいしい魚料理でした。
穏やかな味わいは、さすが和食の名店の味付け!といった感じ。また、イタリアンらしい美しさに仕上げるところも、腕利きの料理人の方らしいレシピだなと思いました。
今回は、トースターで焼く時にタルト型を使ったので、漬けだれがこぼれることはありませんでした。ですが、アルミホイルで型を作ってアジと野菜を入れる場合は、天板に漬けだれがこぼれる可能性もあると思うので、気をつけてくださいね。
魚料理は手間がかかると思い、食卓に登場する頻度が少なめの筆者ですが、これは簡単&手間なく作れたので、また作りたいです!
上記レシピで、1~2人前くらいの量を作れますよ。トマトの甘みと酸味は、まだ暑さの残る残暑にもぴったりの味わい。ぜひ、作ってみてはいかがでしょう。
配信: あたらしい日日
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