なす料理のスペシャリスト・大庭英子先生に、絶品レシピを教えてもらいました。なすは鮮度が命で、新鮮だと火の通りが早く、柔らかく仕上がります。ハリがあって下側が膨らんでいない、シュッとした良品を選びましょう。さらに、塩水にたっぷりと浸すことで、アクが抜け、みずみずしさもアップ。風味豊かなソースと和える『なすと白身魚のカルパッチョ』は、お酒との相性も抜群です。
『なすと白身魚のカルパッチョ』
白身魚、トマト、玉ねぎは小さく切ると、華やかに香るパセリや酸味のきいたマスタードと一体感が増し、なすと絶妙にからむ♡
(材料 2〜3人分)
なす……3個
白身魚(刺し身)……120g
玉ねぎ(みじん切り)……大さじ2
トマト(みじん切り)……大さじ3
パセリ(みじん切り)……大さじ1
A
水……4カップ
塩……大さじ2
B
オリーブ油……大さじ2
粒マスタード……大さじ2/3
塩……小さじ1/4
こしょう……少々
(作り方)
① なすはへたを除き、縦に厚さ4〜5㎜に切る。ボウルにAを入れて溶き混ぜ、なすを加えて混ぜ、30分ほど浸す。玉ねぎは厚手のペーパータオルで包み、水にさらして2〜3回もんで水気を絞る。
② 白身魚は約5㎜角に切り、ボウルに入れる。玉ねぎ、トマト、パセリ、Bを加え、よく混ぜ合わせる。
③ なすは3〜4枚ずつ重ねて両手ではさみ、おさえるようにして水気をしっかり絞る。器になす約2/3量を広げて盛り、❷の約2/3量をのせる。同様に残りのなす、❷の順で重ねてのせ、上からオリーブ油大さじ2(分量外)をかける。
POINT/なすは塩水に浸しておくと、加熱しなくてもおいしく食べられる。ほんのり塩味がついてアクが抜けるほか、変色も予防できて◎。
cooking:EIKO OHBA / photograph:KEIICHI SUTO / styling & text:HIROKO NAKADA
otona MUSE 2024年10月号より
配信: オトナミューズウェブ
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