孤独で心優しい青年が「悪のカリスマ」へと変わっていく物語を描き、社会現象を巻き起こした衝撃作『ジョーカー』(2019年)。主演したアメリカの実力派俳優ホアキン・フェニックス(49)は、主人公アーサー・フレック役を演じるために壮絶なダイエットに励み、23.5キロほど痩せたという。間もなく封切られる続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』に向けた役作りは「さらに困難だった」と明かしたホアキンは、「もう役のために減量はしない」と宣言した。
もう49歳なのでこれっきりに
今月4日、ベネチア国際映画祭で行われた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』の記者会見に臨んだホアキン。本作での役作りやそのためのダイエットについて聞かれると、次のように語った。
「ダイエットの詳細について話すつもりはありません。誰も聞きたくないと思うので。ただ、今回はもっと複雑でした。前回にはなかったダンスのリハーサルがたくさんあったんです」
「だから以前より大変に感じましたが、安全は保たれていました。とはいえ、もう49歳なのでこれっきりにしようと思っています」
減量した体でダンスのリハーサルをこなすのは大変だったというホアキン。お腹がすいた時には、共演したレディー・ガガからブルーベリーをもらって、何とかしのいでいたそうだ。前作に続き、今回も肉体改造には成功したものの、今後は極端なダイエットが必要な役は受けたくないようだ。
前作では「頭がおかしくなりそうな」食事制限で約23キロ減
前作では、ジョーカー役を演じるために50ポンド(約23キロ)以上の減量をしたというホアキン。「レタスや蒸し野菜、リンゴを1日1回」といった極端な食事制限をして、「頭がおかしくなりそうだった」と明かしていた。
では今回は、いったい何キロやせたのか気になるところだが、会見では詳しいことは語らず。前作では役作りのためにダイエットしたことを積極的に話したが、その結果、減量の話題でもちきりになってしまった反省から「同じことを繰り返したくない」と説明した。
Joaquin Phoenix reveals he ‘almost lost his mind’ after surviving on a diet of ‘lettuce, asparagus and apples’ to lose three and a half stone to play The Joker – as he vows to never do it again https://t.co/iaMSItkAhC
— Daily Mail Celebrity (@DailyMailCeleb) September 4, 2024
ただ「47ポンド(約21キロ)くらいだったかな」と小声でささやいた後、「というのは冗談で、よくわかりません」とはぐらかす一幕もあったことから、おそらく前回と同じくらい減量したのではないかとみられている。
配信: 女子SPA!