玉突き事故に遭遇!ケース別の過失割合や対処法など7つの知識を解説

玉突き事故に遭遇!ケース別の過失割合や対処法など7つの知識を解説

玉突き事故の場合、被害者と加害者という2者の単純な関係に振り分けることが難しく、責任の所在が複雑になり、誰が誰にどのくらいの損害賠償請求できるのか、非常にわかりにくいです。

今回は、

そもそも玉突き事故とは何か
玉突き事故の責任の所在
玉突き事故の過失割合

について解説していきます。

1、玉突き事故とは?

そもそも玉突き事故とはどのような交通事故のケースか、見てみましょう。

玉突き事故は、前方の車に対して後ろから来た車が追突し、前方の車が前に押し出されてさらにその前の車に追突する交通事故です。

その車がさらに前の車に追突するケース(当事者が4台以上となるケース)もあります。

玉突き事故の原因の多くは、後方の車の運転手による前方不注意や車間距離を十分とっていなかったこと、前方の車による急ブレーキなどです。

2、玉突き事故の責任の所在は複雑!

玉突き事故の場合、誰がどのくらいの責任を負うことになるのでしょうか?

これについては、ケースバイケースです。

前方の車は走行していたのか停車していたのか、停車している場合はその理由
前方の車が急ブレーキをかけたための追突かどうか、かけた場合はその理由
適切に車間距離をとっていたかどうか
一般道か高速道路か

などにより、各車両の過失割合は変わってきます。

そのため、玉突き事故が発生したときには事故当事者の責任の所在が複雑で、形式的に「過失割合の基準」を適用しようとしてもうまく当てはまらない可能性があります。

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