「学校に入れてやらんぞ」 障害のある子の就学相談で「人権侵害された」、尼崎の親子ら2組が救済申し立て

「学校に入れてやらんぞ」 障害のある子の就学相談で「人権侵害された」、尼崎の親子ら2組が救済申し立て

●「失敗する機会さえ奪われてきた」

子どもが多くの時間、「分離教育」で学ぶことになったことに、季枝さんは、就学決定において、親子の希望が受け入れられなかった結果、「(子どもから)人生を開拓していくということや失敗する機会さえ奪われてきた」と振り返る。

「コケないように、転ばないようにサポートしてくれることがありがたいと思っていたが、子どもが大きくなって振り返ると、そういう機会こそ与えてやるべきじゃなかったかと。それで後悔しています。

支援学校や支援学級に行かれている方を否定はしませんが、選択肢の前提として、『地域の学校が受け入れるんだよ。ウェルカムなんだよ』という社会にしてほしいと思います」

10月18日に「障害のある子どもの就園・就学ホットライン」(弁護士による無料法律相談)が実施される。電話番号は03-6811-2219(午前10時〜午後4時まで)

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弁護士ドットコム
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「専門家を、もっと身近に」を掲げる弁護士ドットコムのニュースメディア。時事的な問題の報道のほか、男女トラブル、離婚、仕事、暮らしのトラブルについてわかりやすい弁護士による解説を掲載しています。
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