「心筋梗塞の主な5つの原因」はご存知ですか?セルフチェック法も医師が解説!

「心筋梗塞の主な5つの原因」はご存知ですか?セルフチェック法も医師が解説!

すぐに病院へ行くべき「心筋梗塞の前兆」

ここまでは心筋梗塞の前兆を紹介してきました。
以下のような症状がみられる際にはすぐに病院に受診しましょう。

強い胸痛が続く場合は、循環器内科へ

強い胸痛が続く場合、それは心筋梗塞の症状の可能性があります。心筋梗塞の胸痛は、圧迫感、締め付け感、または焼けるような感覚として表れることが多く、しばしば中央または左側の胸に発生します。このような症状が出た場合は、速やかに循環器内科を受診しましょう。心筋梗塞は時間との戦いであり、早急な診断と治療が回復の見込みと患者の生存率を大幅に向上させます。
胸痛がある場合は、決して運転せず、救急車を呼ぶか、直接最寄りの病院の循環器内科か救急外来へ周囲の人に連れて行ってもらいましょう。

受診・予防の目安となる「心筋梗塞」のセルフチェック法

・胸痛・胸の締め付け感がある場合

・動くと胸が苦しくなる場合

・肩や顎、奥歯に痛みを繰り返す場合

「心筋梗塞の前兆」についてよくある質問

ここまで心筋梗塞の前兆を紹介しました。ここでは「心筋梗塞の前兆」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

足に心筋梗塞の前兆となる症状は現れますか?

豊島 大貴 医師

通常、心筋梗塞の前兆は胸の痛みや不快感として現れることが多いですが、症状は足にも現れることがあります。足の症状としては、冷感やしびれ、痛み、時には歩行時の足がつるなどの血流不足が示唆される徴候が挙げられます。これらは心筋梗塞の直接的な前兆というよりは、末梢動脈疾患などの循環器系全体の問題を示唆している可能性が高いです。しかし、これらが心筋梗塞のリスクを高める状況の一部である可能性があるため、こうした足の症状があれば、循環器内科への受診をおすすめします。

左肩に心筋梗塞の前兆となる症状が現れる原因を教えてください。

豊島 大貴 医師

左肩に感じる痛みや不快感は、心筋梗塞の放散痛かもしれません。これは、心臓が刺激を受けると、その痛みが肩や腕にある神経を通じて左肩に放散するために生じます。症状は肩こりや筋肉痛と誤解されがちですが、他の心筋梗塞の前兆と組み合わさっている場合、特に注意が必要です。

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