ほんとにあった!交通安全の怖い話~ヒヤリハット3選~


大人たちにとって、子どもの安全は最優先事項。

しかし、日常生活の中で思いがけない危険な状況に遭遇することもあります。

「ヒヤリハット」とは、重大な事故につながるかもしれない状況を体験したり、発見したりすることです。

危険な状況に遭遇して「ヒヤリ」とする様子と、思いがけない状況を発見することで「ハッ」とする様子から、この言葉が生まれました。

もともと業務のために作られた言葉ですが、育児においてもよく使われます。

今回は、子どもの交通安全におけるエピソードを3つ紹介し、注意すべきポイントをお伝えします。

①ベビーカーのヒヤリとした体験

忙しい日常の中で、ママ・パパは多くのタスクを同時にこなさなければなりません。

ある日、買い物帰りに坂道でベビーカーを下っていたAさんは、スマホに通知が来たことに気づきました。

「ちょっとした確認のつもりで、ベビーカーの手を一瞬離してスマホを見ようとしたその瞬間、ひとりでにベビーカーが坂道を下り始めてしまいました。慌てて追いかけて無事に止めることができましたが、心臓が止まりそうなほどの恐怖を感じました。」

原因は、スマホに気を取られてしまったことと、坂道の危険性を軽視してしまったこと。

特に坂道や斜面では、ベビーカーが予想以上に速く動いてしまうことがあり、手を離すと制御が難しくなります。

また、日常の忙しさから、つい注意力が散漫になってしまうことも一因です。

ベビーカーを操作しているときは、どんなに短い時間でも手を離さないようにしましょう。

坂道や斜面では特に注意が必要です。

ベビーカーのブレーキをしっかりと確認し、常に手を添えておきましょう。

そしてスマホの通知が気になる場合は、安全な場所に止まってから確認するのがいいでしょう。

②駐車場でのハッとする瞬間

次は、駐車場で起きたヒヤリハットです。

子どもと一緒にショッピングモールで買い物を終えて、駐車場を歩いていたBさんは、こんな場面に遭遇したそうです。

「買い物を終えて車に戻る途中、子どもが突然駐車場で遊び始めました。私が注意を促そうとした瞬間、バックしてくる車に気づかずに子どもが走り出してしまいました。幸いにも、車の運転手がすぐに気づいてブレーキを踏んだため、大事には至りませんでしたが、生きた心地がしませんでした」

駐車場は車が頻繁に動く場所であり、特にバックしてくる車は視界が悪く、子どもが見えにくくなるものです。

その上子どもは遊びに夢中になると周囲の状況に気づかないことも多いです。

駐車場は遊び場ではなく、車が頻繁に動く危険な場所であることをしっかりと伝えましょう。

また、駐車場を歩く際には、常に子どもと手をつなぐことを徹底しましょう。

手をつなぐことで、子どもが突然走り出すことを防ぎ、危険な状況を回避できます。

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