子どもの《新型コロナウイルスワクチン》接種したと回答は“約2割”か…1900人アンケートで判明

子どもの《新型コロナウイルスワクチン》接種したと回答は“約2割”か…1900人アンケートで判明

子どもの新型コロナウイルスワクチン接種についての調査を実施

2024年4月以降、65歳以上、60~64歳で対象となる方は定期接種が行われますが、新型コロナワクチンの接種は努力義務や自治体からの推奨の規定はなくなりました。インタースペース(東京都新宿区)が運営するママ向け情報発信メディア「ママスタセレクト」が、「新型コロナワクチン」についてのアンケートを実施し、その結果を発表しました。調査は、2024年8月、子どもがいるもしくは妊娠中の女性1941人を対象にインターネット上で行われました。

 それによると、「新型コロナウイルスのワクチンをお子さんは接種しましたか?」という質問について、「接種した」と回答した人は全体の19.4%でした。主な理由としては「持病があるので重症化を防ぎたかった」などの“重症化予防”と「両親ともに医療職で罹患する可能性が高いため」という“親の仕事の都合により”といった声が寄せられました。

接種しない・接種を検討中の家庭が全体の約8割に

 一方で「接種していない」と回答した人は全体の54%、過半数となりました。その理由には「副反応が心配」「子どもは注射が苦手」という声、さらには子ども自身の判断を尊重する姿勢が見られます。さらに「接種しないと決めている」と回答した人は23.5%に。理由としては「すでにコロナに罹患したため必要ないと感じた」や「ワクチンの安全性への不安」といった声があげられました。「接種していない」「接種しないと決めている」、さらに「検討している」のアンケート結果も加えると、全体の約8割がわが子の新型コロナワクチン接種に消極的であることが明らかになりました。その背景にはワクチンの安全性への不安が共通してみられます。

 調査を行った「ママスタセレクト」は、「ワクチン接種が開始された時期は、『不確かな情報が錯そうするのは仕方のないこと』と子育て世代も受け止めていたことでしょう。しかしアンケートからは、接種開始から数年経った現在も、多くの保護者が子どもの新型コロナワクチン接種に不安や疑問を抱えていることがわかりました。新型コロナウイルスの流行もまだ度々起こっていますし、研究結果もアップデートされています。新型コロナワクチンの安全性に関する正確な情報は、まだまだ求められていると言えるのではないでしょうか」とコメントしています。

(LASISA編集部)

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