夫婦関係終わりの兆候とは?離婚を避ける秘訣を紹介

夫婦関係終わりの兆候とは?離婚を避ける秘訣を紹介

3、夫婦生活を終わりにしたくない!夫婦関係を修復する方法は?

次に、夫婦関係終わりのサインがあるものの、終わりにしたくないという方に向けて、夫婦関係を改善する方法をご紹介します。

(1)日常生活で夫婦関係の再構築を目指す

日常生活の中で自然に夫婦関係を再構築できれば、それに越したことはありません。そのためにはまず、夫婦仲が悪化した原因を探ることが大切です。

多くの場合は、双方に何らかの原因があるものです。夫婦関係の再構築を目指すなら、相手の原因を責め立てるのではなく、自分が至らなかった点を反省することが必要です。

そして、相手を許す寛大な心を持ち、自分の欠点については少しずつでも改善する努力をすることです。完全に改善するのは難しいかもしれませんが、努力する姿勢が相手に伝われば、相手の心も和らいでくるはずです。

こちらの記事では、夫婦関係を修復する方法をさらに具体的に解説していますので、是非ご覧ください。

(2)カウンセリングを利用する

夫婦関係がいったんこじれてしまうと、一方が修復したいと思っても、容易には修復できないことも多いものです。

そんなときには、自力だけで解決しようとせず、専門家の力を借りることをおすすめします。夫婦関係の問題は、夫婦カウンセラーに相談してみましょう。

夫婦カウンセリングを利用するときに重要なことは、解決実績が豊富なカウンセラーを選ぶことです。カウンセラーの実績や能力はピンからキリまであるので、選び方を間違えると効果を期待できない可能性もあります。

離婚問題に積極的に取り組んでいる弁護士に相談すれば、優良なカウンセラーを紹介してもらえることもあります。カウンセラーに心当たりがない場合は、まずは弁護士の無料相談を利用してみるのも良いでしょう。

(3)いったん別居する

どうしても夫婦関係の修復が難しいという場合、無理に一緒にいると益々いがみ合ってしまい、さらに夫婦仲が悪化することにもなりかねません。

そんなときは、いったん別居してみることをおすすめします。

しばらく別々に暮らしてみることで、お互いに相手の存在のありがたみが分かることもあるでしょうし、冷静に今後のことを話し合えるようになるという効果も期待できます。

ただし、別居期間が長引くと、夫婦関係が破綻していることの証となってしまい、離婚につながりやすくなります。夫婦関係の修復を目的として別居する場合には、週に1回、あるいは月に1回でも構いませんが、定期的に一緒に食事をしたり、会って話をすることなどをルール化しておきましょう。

4、すぐに夫婦関係を修復できない場合に離婚を回避する方法

さまざまな努力をしても、すぐには夫婦関係を修復できないこともあると思います。

そんなときは、離婚か修復かの二者択一で考えるのではなく、夫婦関係のあり方を柔軟な形で考えてみることをおすすめします。工夫すれば、以下のような形で適度な距離をとって夫婦関係を継続することも可能です。

(1)仮面夫婦として暮らす

仮面夫婦とは、戸籍上は夫婦のままで、人前では普通の夫婦として振る舞うものの、2人の間では愛情もなく、夫婦としての実体がないカップルのことを指すことが一般的です。

ネガティブなイメージを持たれることが多い仮面夫婦ですが、生活上のパートナーとして信頼関係を築いていくことも可能です。形はどうであれ、生活の苦楽を共にしていくことで愛情が復活することもあり得ます。仮面夫婦として生活しながら、前項でご紹介した努力を重ね、時間をかけて夫婦関係の修復を目指すのも良いでしょう。

(2)ルールを決めて家庭内別居をする

仮面夫婦と似た夫婦関係のあり方として、家庭内別居というものもあります。家庭内別居とは、夫婦関係が破たんしているものの、何らかの理由で離婚せず、一つ屋根の下で同居を続ける夫婦のことを指すことが一般的です。

ポイントは、一緒に生活をしていく上でのルールを明確に決めるということです。ルールが曖昧であれば、相手に期待しすぎて、期待が外れると相手に対する憎しみが生まれたりします。この憎しみが積もることによって夫婦仲が悪化しているケースもよくあります。

そこで、家庭内別居をする際には、例えば

寝室は別にする
朝食は夫が〇時まで、妻が〇時までに済ませる
食事を作るのは妻、洗い物など後片付けを行うのは夫
洗濯は月曜日~木曜日は妻、金曜日~日曜日は夫が行う

などと、明確なルールを作るようにしましょう。

ルールを決め、それを守るようにすれば、生活上のパートナーとして意外に関係がうまくいくケースも多いものです。仮面夫婦の場合と同様、時間をかけて夫婦関係の修復を目指すのも良いでしょう。

(3)卒婚を提案する

卒婚とは、戸籍上は夫婦のままで、お互いが自由に生活する夫婦関係の形のことを指します。離婚した場合と同じように別居して完全に生活を分けるケースもあれば、仮面夫婦や家庭内別居と同じように同居したままのケースもあります。

相手が「どうしても一緒にいられない」という場合は、別居する形での卒婚を提案するのもひとつの方法です。生活が別々になっても、離婚してしまうよりは戸籍だけでも夫婦のままでいる方が、いずれ夫婦関係を修復できるチャンスはあるはずです。そのためには、やはり定期的に会って話すか、少なくとも連絡をするという約束をルール化しておくことが大切です。

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