3、妻の愛情を取り戻すために夫ができること
愛情がなくなった妻と離婚することを避けるためには、当然ながら妻の気持ちを取り戻すことが大切です。夫が努力すれば、薄れてしまった妻の愛情を取り戻せる可能性もあります。
妻の愛情を取り戻すために、次のことを試してみてください。
(1)不倫・DV・モラハラなど明らかな原因がある場合は謝罪し、改善する
不倫やDV、モラハラ、浪費癖、親族との折り合いが悪いなど、明らかに原因がある場合は、まず妻に謝罪をしましょう。
そして、改善するように努力することを伝えてみてください。
言葉だけではなく、行動で改善する努力をしていることを妻に見てもらうことが大切です。
あなたの謝罪や改善しようと努力している姿を見て、本気であることが伝われば、妻も許してくれる可能性があります。
(2)一人の時間を尊重してあげる
妻は夫との生活に息が詰まってしまっている可能性があります。
そんなケースでは、いきなり親密になろうとスキンシップやコミュニケーションを取ろうとすることは逆効果になってしまうでしょう。
それよりも、まずは家事や育児をサポートするなどして妻の負担を軽減し、一人で過ごせる時間を作ってあげる方が得策です。
そうすれば、妻も息抜きができて気持ちに余裕が出てくるかもしれません。
(3)挨拶やねぎらいの言葉をかける
とはいえ、親密な感情を取り戻すためには、コミュニケーションを増やすことも不可欠です。
コミュケーション不足を改善するためには、まずは挨拶やねぎらいの言葉をかけるようにしましょう。
とくに「いつもありがとう」「ご苦労様」などねぎらいの言葉や、「本当にすごいね」などと褒めることが効果的です。
(4)身なりや仕草を改める
妻の夫への気持ちが冷めてしまうと、「生理的に無理」という状態になってしまうことが多いです。
そのため、家庭内でも身なりや仕草に気を遣うようにして、妻に異性として認めてもらえるように努力しましょう。
(5)徐々に家族・夫婦の時間を増やしていく
家族や夫婦の時間が増えれば、妻の気持ちも取り戻せるかもしれません。
しかし、いきなり時間を増やしても妻には重荷になってしまう恐れがあるため、徐々に増やしていくことが大切です。
妻の心が開いていない間は無理をせず、(2)~(4)で紹介した方法を地道に続けましょう。
4、愛情が冷めた妻から離婚を突きつけられたときの対処法
夫への愛情が冷めてしまった妻から離婚を突きつきつけられれば、気が動転してしまう方も多いでしょう。
まだ夫婦関係を修復できる可能性が残っている場合もあるため、離婚したくない場合は離婚を拒否すべきです。
妻から離婚を突きつけられた場合には、次のように対処することをおすすめします。
(1)拒否しつつ、理由を聞く
離婚したくないのであれば、当然拒否すべきです。
しかし、拒否するだけではなく、改善するために理由を聞くことが大切です。
面と向かって言えないような妻もいるため、その場合は手紙やメールで伝えてもらってもよいでしょう。
理由を教えてもらえれば、改善すべき点が見えてきます。
(2)法定離婚事由がある場合は謝罪し、改善を誓う
法律で定められた離婚理由である「法定離婚事由」がある場合は、夫が離婚を拒否しても裁判で離婚が認められてしまう可能性があります。
法定離婚事由とは、例えば不倫やモラハラ、DV、極端な浪費などが該当します。
このような離婚原因をあなたが作った場合には、真摯に謝罪をして、改善を誓いましょう。誓約書などを書けば妻も信頼し、もう一度チャンスをくれるかもしれません。
(3)妻の意志が堅い場合は別居を提案する
妻の意志が堅い場合は、次善の策として別居をし、冷却期間を置くという選択肢もあります。
ただし、別居したまま長期間放置してしまうと離婚に繋がってしまう恐れがあるため、距離を置きながらも妻に対して気遣いを続けるべきです。
そういった意味では、物理的に別居してしまうよりも、できれば「家庭内別居」や「仮面夫婦」の方が望ましいとも言えます。
配信: LEGAL MALL