推し活に価値あり?「防振双眼鏡」の実力を辛口チェック
推し活3種の神器は「ペンライト」「手作りうちわ」「双眼鏡」です。そして、最近推し活勢のなかでも話題なのがちょっと高価な「防振双眼鏡」。ちょうど推し活歴20年オーバーの知人がライブに行くというので、手ぶれ補正付き「防振双眼鏡」の実力を試してもらうため、実際に使ってみてもらいました。
ケンコー VCスマート14×30WP
「手ぶれ補正付き双眼鏡」ってなに?
デジタルスチルカメラやビデオカメラでは有名ですが、実は双眼鏡でも観察時の手ぶれを補正する機構を搭載した手ぶれ補正機構付きや防振と呼ばれるモデルがあります。筆者は野生動物の観察やバードウォッチングの際に使用するので、この防振双眼鏡のなかでも「ケンコー VCスマート14×30WP」(以下「VCスマート14×30WP」)を愛用しています。
実際にアウトドアで使用すると、いままで手ぶれでちょっとぼやけて見えていたものが、恐ろしく見やすくなるので、野鳥やリスの表情までを落ちついて観賞できます。しかし、現状日本で手に入る双眼鏡のなかでもハイエンドクラスの高級モデルにのみ搭載されているので、普及率はさほど高くないのが現状です。
それでもアウトドア界隈では、日の出や夕暮れの動物観察、森や林の中でのバードウォッチングといった明るさの足りないシーンで圧倒的な力を発揮するため、憧れの双眼鏡といったポジショニングで認知度は高いのです。しかし、推し活歴が20年を超えるような知人のお姉さんたちに聞いたところ「双眼鏡にも手ぶれ補正付きがあるんだ。知らなかった!」というレベルの認知度のようなので、推し活のハイライトであるライブ(現場)でどのくらいの力を発揮するのか、オトナ女子でも楽に扱えるのか、実際に「VCスマート14×30WP」を使ってみてもらいました。
配信: LASISA