夫とのコミュニケーション改善!『話し合いのできない夫』への対処法

夫とのコミュニケーション改善!『話し合いのできない夫』への対処法

3、夫婦の話し合いを成功させるコツ:非日常的な空間を利用する

話し合いのできない夫と話し合いをしようとするなら、話し合いに対するあなたの「本気」が伝わらなくてはなりません。

日常的な時間の流れの中で話し合いをしようとすると、自宅では、自分の部屋やお風呂へ逃げる、テレビやネットをみてはぐらかすなど、相手に逃げ場がありすぎて、こちらも本気を維持することに疲れてきてしまうでしょう。

特別なことを話し合いたい場合は、自宅以外の場所を選び、二人で外へ出てみるのがおすすめです。

生活の中で話し合いをするのではなく、特別な時間を演出するわけです。

「話す以外することがない」という時間と空間を演出するには、やはり「食事」が一番です。

少しゆっくり滞在できるレストランやバーなど、落ち着いた空間を選んでみてはいかがでしょうか。

4、どうしても話し合いのできない夫には「事前」「報告」で行く

あなたが話し合いの努力を重ねても、やっぱり話し合いのできない夫であれば、アプローチを変えてみます。

話し合いができない夫ながらも、なぜ妻は夫と話し合おうとするのでしょう。

それは、1つに「勝手に決めると後から(夫が)うるさいから」という理由があるでしょう。

特に、お金がかかることや、家族の報告性が関わる話となれば、妻も責任は取りたくありませんから、勝手に決めることに躊躇してしまいます。

また、「一家の主人としての意見を期待している」ということもあるかもしれません。

本項では、そんな場合に話し合いを仕掛ける術として、「事後報告」ならぬ「事前報告」を提案いたします。

以下、妻たちが夫と話し合いたい内容の具体例を挙げて説明していきます。

どの内容であっても、あなたが(話し合いの)事前にしっかりと考えておくことが大切であることがお分かりいただけるかと思います。

(1)子どもの進路について            

子どもがある程度大きければ、子ども自身の希望を第一優先に、子どもが小さいならばあなたの希望を第一優先に、夫と話し合えないのであれば、まず先に候補を決めてしまいましょう。

進路を決めるにあたり大切なのは、

希望する将来との関係性
学力
校風
通学時間(自宅からの距離)
学費

です。

子供の将来を決めるにあたり、夫の意見を聞きたいのはわかりますが、ある程度は子どもと大人一人で絞れてくるでしょう。

受験などをするのであれば、塾関係へ相談することもできます。

上記の観点からメモなどにまとめ、こういう理由でこの学校に行かせたいと思うけどどうか、と質問すれば、相手の答えとしては「Yes」か「No」です。

もしも「No」なのであれば、理由を聞くところから話し合いがスタートすることでしょう。

(2)夫の両親(親族)について

夫の両親は夫の家族。

ですから夫の意見が聞きたいのは当然です。

しかし、この問題に答えようとしない夫であれば、もはやその幻想は捨てた方が良いでしょう。

女性が思っているより、実家族のことに詳しくないのかもしれません。

夫の両親や家族からの被害にあっている妻は少なくありません。

姑からのいじめはよく聞くことながら、舅からの嫌がらせ、夫のきょうだいの無礼など、その被害は多岐に渡ります。

これら夫側の親族とのトラブルのほとんどは、距離が近いため起こってきます。

ですから、もし問題が発生しているのであれば、まずは距離をおくことです。

「夫の実家にはずっと行っていない」などという妻は少なからずおり、もしかしたらあなたはそれを素晴らしいとは思えないかもしれませんが(だから夫になんとかしてもらいたいかもしれませんが)、夫側の親族が原因だとあなたが思うのであれば、間違っているのは夫側の親族です。

あなたのわがままで離れたいのではないのですから、これ以上身を削るのはやめましょう。

現在、当該夫側の親族と同居・別居問わず、今ある近しい関係から距離をおく方法を考えてください。

実現するための具体的なことまで考えましょう。

そうでなければ、「そんなことどうやって実現できるんだ?」と切り返されて終わってしまいます。

考えがまとまったら、こうしたい、と夫に事前相談してみましょう。

これへの相手の答えも「Yes」か「No」です。もしも「No」なのであれば、理由を聞くところから話し合いがスタートします。

(3)夫に直してもらいたいところについて

夫に直してもらいたいところとは、夫の行動や性格についてです。

「直すべき」と感じているくらいですから、随分とレベル的に問題な行動や性格なのでしょう。

しかし、人間の行動や性格は、すぐに直せるものではありません。

もしも、あなたよりも高尚自負する人間が出てきて、「あなたのここを直しなさい」と言われたら、あなたはすぐに直すでしょうか?

夫に直してもらいたいところがある場合は、直す・直さないではなく、それにあなたが困っている、悩んでいる、辛いのだ、ということを伝えてみてください。

できれば具体的にです。

そのあなたの叫びを聞いて、どうするのかは、夫の判断です。

そして、その夫の判断で、夫をあらためてどう思うのかは、あなたの判断です。

もし、「辛がるお前は間違ってる」「そんなに困るなんてお前がどうかしてる」など、あなたの辛さにずかずかと踏み込んでくる夫や、辛いことを伝えても無視している夫であれば、今後の関係性まで考え直した方が良いかもしれません。

(4)夫の浮気について

夫が浮気をしていると疑われる時には、浮気しているのかしていないのか、自分と別れるのか別れないのかなど、相手の気持ちを確認したいところです。

とかく愛情問題では、夫婦でなくとも、相手がどれくらい自分を求めているのかを知りたい、知って安心したいと思ってしまうものだからです。

しかし、相手の気持ちの前に、あなたの気持ちが一番大切です。

夫の気持ちを一旦置いておき、あなたが夫を必要としているのかどうかが大切なのです。

まずは、自分の気持ちを確認しましょう。

気持ちが整理できたら、それを伝えてみてください。

そして、あなたの気持ちに夫がどう答えるか。

デリケートな問題ですから、サクサクと進む話ではないと思いますが、少しずつでもきっと前に進めることでしょう。

(5)家族旅行の行き先等

変わってライトな分野になりますが、家族での行動に関することは、夫の意見も聞きたいところ。

話し合って決めたい気持ちはとてもわかります。

しかし、話に乗ってこない夫なら、決めることが苦手(決めて文句を言われたくない、責任を取りたくない等)である可能性が高いでしょう。

これについては、先に、予算や距離など、夫の許容範囲を確認しておき、「こっちが決めても却下してくる」という確率を潰した上で、こっちで決めてしまいましょう。

そして、決めた先のプレゼンテーションは派手にやってください。

ポイントは夫に「そこ楽しそうだな」と思わせることです。

(6)妻の再就職や転職について

妻の仕事について夫が気にするのは、「自分(家族)の世話を以後今のレベルで維持できるか」です。

飯は作れるの? 洗濯はできるの? 子どもの世話は大丈夫?

夫の心配は、まずはここです。

まずは、どの程度家庭に影響が出そうなのかを試算しましょう。

そして、試算した影響度合いを説明し、その職場で働きたいという意欲、そして経済的なメリットなどを夫に伝え、夫を説得してみてください。

あなたへの愛情があれば、あなたの意欲を無駄にすることはないと思います。

これまで世話をする・されるの関係にない夫婦であれば、相談の必要もないかもしれません。事前報告で十分でしょう。

もし(夫婦だからではなく)単に迷っていて相談したい、という場合、内容としては絶対拒否したい内容ではないので、前述の相談の雰囲気作りで対処できるかと思います。

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