夏の暑さも少し和らいできたでしょうか。運動会を楽しみにしている子や、ちょっと憂うつな子もいますよね。そんな子どもたちを見守りながら、親もいろいろな感情を抱いていることでしょう。でも、一年に一度の運動会ですから、思い出に残る楽しい時間にしたいものです。そこで、今回は運動会前に親子で読みたいおすすめ絵本5選をご紹介します。これらの絵本を読んで、親子で気分を盛り上げましょう!
「よういどん」 文:わたなべしげお 絵:おおともやすお 福音館書店
くまくんが「よういどん」で障害物競走に挑戦します。平均台や鉄棒、跳び箱など、次々に挑戦するのですが、どれも失敗。でも「がんばれがんばれ」と自分に声援を送りながら、最後まであきらめずにゴールを目指します。ゴールしたときの「ぼく、いっとうしょう!」という笑顔が印象的。実は5位だったのですが、ゴールできた喜びが「一等賞」だったのでしょう。失敗しても挑戦し続けるくまくんに、「がんばれー」と声をかけたくなります。未就園児でも楽しめる運動会絵本です。
「ねずみくんのうんどうかい」 作:なかえよしを 絵:上野紀子 ポプラ社
「うさぎとかめ」のお話をご存知ですか?かめに競争で負けたうさぎの孫が、運動会でかめにリベンジしたいと挑戦します。でも、普通に対戦したら負けると考えたかめは、ねずみくんとねみちゃんに相談し、リレー方式で対戦することに。さて、うさぎはかめに勝てたのでしょうか。かけっこが苦手な子も、チーム対抗や他の競技なら活躍できるかもしれませんね。
「よーいどん!」
文:中川ひろたか 絵:村上康成 童心社
「いちについて」
「よーい」
「うどん!」
という先生の大ボケでスタートする障害物競走。子どもたちは全く気にせず真剣に競技を続けます。途中から空を飛んだり泳いだりと、まるで空想の世界へ飛び込んだような展開に。運動会が苦手な子でも、この世界観の中で楽しめそうですね。緊張している子どもも、クスっと笑えるこの絵本で気持ちが軽くなるかもしれません。
「オニのサラリーマン じごく・ごくらく運動会」 作:富安陽子 絵:大島妙子 福音館書店
地獄チームVS極楽チームの運動会が繰り広げられます。ナレーションの静かな声と、盛り上がる声援の対比がおもしろいので、声に出して読むと一層楽しめます。運動会の白熱したシーンに、ページをめくる手が自然と速くなってしまいます。地獄チームと極楽チームの表情豊かなキャラクターたちが、運動会の中にぐっと引き込み、まるで自分が参加しているかのような気分にさせてくれます。
「だいぶつさまのうんどうかい」 文:苅田澄子 絵:中川学 アリス館
こちらは仏さまたちの運動会です。大仏さまや千手観音さま、弥勒菩薩さまなどが登場し、それぞれの特徴を活かしながら運動会を楽しんでいます。大仏さまはその大きさのために苦労しますが、最後の組体操では大活躍!運動が得意でなくても、楽しめる競技が必ずあるはず、と勇気をもらえる一冊です。
さあ、楽しい運動会にしましょう!
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配信: あんふぁんWeb