「デートで女性半額」牛角の炎上に、陰キャ男性が“納得の意見”。男性が奢るのは当たり前じゃない

「デートで女性半額」牛角の炎上に、陰キャ男性が“納得の意見”。男性が奢るのは当たり前じゃない

こんにちは。これまで1000人以上の男女の相談に乗ってきた、恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

私自身が髪もボサボサで化粧もしない“完全なる非モテ”から脱出した経験から、多くの方々の「もったいない」をご指摘してきました。誰も言ってくれない「恋愛に役立つリアルな情報」をお伝えします。


最近、焼肉チェーン店の「牛角」が<焼肉デートで牛角を選べば1,969円お得!期間限定「女性半額」食べ放題>として女性の料金が半額になるキャンペーンを行いました。これが「男性差別だ」とSNSを中心に炎上したのです。

男女平等の流れがあるなかで不公平感を募らせている一部の男性の発信が、影響力を持つようになっているのを感じます。今回は、結婚相談所やマッチングアプリ利用経験もある自称「チー牛(※)でドケチ」のニッケル坊やさん(@Nickel_Bouya28)に、牛角炎上をどう受け止めたのか聞いてみました。

※チー牛:いわゆる「陰キャ」の見た目の特徴を押さえた見た目という意味の、「チーズ牛丼を注文してそうな顔」を略したネットスラング。

「非モテが損」はアリ? 恋愛弱者の男性は珍しくない

「いち企業の経営戦略なのだから『期間限定で女性を半額とする』こと自体は問題ないと思う。ただ、今の時代、常に何かと男女平等だったり性差別が話題となる中では、一部の男性の反感を勝ってしまうことも仕方ないと思う。

よく言われるのが、『半額とならない男性も、半額対象の女性を連れていけば結果安くなるので損ではない』という意見。でも、いわゆる非モテ男性は女性を連れて行くことができないので恩恵がなく、これで怒っているのではないかと思う」(ニッケル坊やさん、以下「」同じ)

彼女や奥さんがいる男性だけが得をするキャンペーンが“差別”なのかは、難しい問題だと思います。内閣府が発表した「令和4年版 男女共同参画白書」によると、20代男性の約4割はデートの経験がなく、また7割近い65.8%が配偶者・恋人はがいないと答えたそうです。恋愛弱者の男性は決してマイノリティではないのです。

男性がデートをすることの難易度は上がる一方

同調査によると、未婚の20~30代女性も4人に1人はデートの経験がありません。だから男女とも恋愛しない人は増加傾向ですが、男性の方が特に顕著に増えています。というのも一部の男性が複数人の女性とお付き合いをするため、女性の方が恋愛経験がある人の率が高いのです。

マッチングアプリなど出会いのための手軽なサービスは増えているのですが、男性が女性とデートをする難易度はむしろ上がっています。アプリでは、女性は女性というだけで男性たちから数百の「いいね」が付くのに対し、女性から男性への「いいね」はほとんどありません。料金もたいてい女性が無料で、男性がサブスク課金型です。

ニッケル坊やさんはマッチングアプリで苦戦して(ちなみにニッケル坊やさんに限らずマッチングアプリは男性ユーザー9割苦戦します)、結婚相談所に乗り換えて婚活をした経験があるそうです。結婚相談所の料金は男女同額ですが、実際に活動すると、お見合いのお茶代は男性が支払うルールのところが多いのです。

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