スーパーマーケットで買い物する人が増えたとはいえ、イタリア人は今でも個人店でおしゃべりをしながらショッピングをするのが大好き。
お肉屋さんに行ってひき肉をその場で挽いてもらったり、お店オリジナルの腸詰を買ったりと、個人のお肉屋さんは今も健在です。
ウンブリアのスポレート近郊にあるお肉屋さんも、そんな地元民に愛されるおみせのひとつ。
スポレートはかつてローマ教皇直轄領であったためとてもエレガントな町ですが、お肉屋さんはなかなかワイルド。
どっしりとした肉の塊のほか、お店特製のサラミやワインも充実しています。
空気が乾燥しているイタリアでは、生ハムやパンチェッタ、サラミは天井からつるしてドライにするのが常道。
かびることもなく、美味しく熟成されます。
人気のお肉屋さんに入ると、いわゆるお肉臭さはまったくなく、こうした熟成肉にまぶされたハーブがほんのりと香ることがよくあります。
お肉屋さんで売られているワインは、決してブランド力のある高価なものではありません。
地元産のプチプラワインながら、店主のこだわりのある美味しいワインであることが大半。
お肉を買ったらぜひ、おすすめのワインも購入してみましょう。
配信: ワウネタ海外生活