ハイブランドショップが並ぶおしゃれな街・銀座を歩いて「NAMIKI667」へ。ホテルに入る前から、その洗練された街並みに気持ちが高まります。
席に着くと、モノクロで統一されたかっこいいアフタヌーンティーが登場。ペストリーシェフの大澤隆一氏曰く、「オートクチュール(フランス語で“高級な仕立服”という意味)をイメージしてスイーツを作っています」とのこと。スイーツの下に敷かれたゴシックな黒レースのクッキーや、プレートを舞う美しい蝶など繊細なデザインに心がときめきます。
セイボリーは黄色や赤のカラーでまとまられ、ハロウィン感がありました。
しかも、驚きなのが、こちらのすべてのメニューがグルテンフリーということ! 罪悪感なくスイーツを味わえるなんて…とワクワクが止まりません。
まずは、スイーツの中でもひと際目を引く、フリルのようなクリームがかわいらしい「チョコレートタルト」をいただきます。1口食べると、カカオをしっかり感じる濃厚でなめらかなチョコレートクリームが、口の中に広がります。
食べ進めていくと、サクサクっとしたナッツとほどよい薄さのザクザクのタルトで食感が楽しめます。ナッツやタルトの食感をアクセントにしつつ、主役のビターなチョコレートが存分に味わえるスイーツです。
大澤シェフのいちおしスイーツがこちらの「洋梨とキャラメルのシュー」。「シュー生地は米粉から作りました。実は、米粉の生地は膨らませるのがとても難しいんです。試作を重ね、このふっくらとした形のシュー生地を完成させました」と、大澤シェフ。
食べてみると、外はサクっとして中はしっとりとした生地に感動! そして後から、舌触りなめらかで濃厚なキャラメルカスタードの甘さが口の中に広がります。
天使の輪のようなかわいらしいトッピングは、洋梨のジュレと、塩バニラクリーム。洋梨の甘さやみずみずしさが、そのままギュっとジュレになっています。塩バニラクリームがスイーツ全体の甘さを引き締めていて、とってもバランスがよかったです。
モノクロのカラーからは想像できませんが、実はこちらのスイーツは「モンブラン」。トッピングの蝶々がかわいくて食べるのがもったいないです。スイーツを上から食べてみると、最初はしっかりと栗を感じるマロンクリームを味わいます。黒い見た目と味のギャップに驚き!
中には、軽やかな生クリームが隠れていました。クリームには、食感をしっかり感じる大きめの栗と、ほくっとした食感がところどころで楽しめる小さな栗が混ざっていて、栗好きにはたまりません。
土台の焼きメレンゲには少しの塩味とアーモンドの風味があり、上のクリームと相性抜群。ケーキ全体から感じる味のハーモニーがグッドでした。
白いお花のトッピングが美しいこちらは「チーズケーキ」。1口食べてみると…甘さの後に“塩気”を感じます! チーズケーキの甘さと、塩のきいた味が織りなされることで、グッとおいしさが増します。
さらに、ベイクドチーズケーキとレアチーズケーキを両方楽しめる2層のケーキに仕上げられているため、舌触りなめらかなレアチーズを感じた後に、しっとりとくちどけがよいベイクドチーズケーキの食感も。小さいながらも、その食感と味に驚きがあるケーキです。
鮮やかなかぼちゃのエスプーマと、赤ワインソースがハロウィン気分を盛り上げる、こちらの料理は「黒米リゾットと南瓜のエスプーマ 赤ワインソース」。伝統のイタリア料理をハイアット セントリック 銀座 東京らしく、おしゃれにアレンジされた1品。
ハーブが練りこまれた“サルシッチャ”というソーセージがリゾットに混ざっており、旨味がリゾット全体に行き渡っていて絶品。黒米を使用しているので、食感はプチプチっとしています。
塩味がしっかりとしているので、スイーツの合間に少しずつ食べ進めていくのがおすすめ。
ドイツ語で「毒林檎」を意味する「ギフティゲ アプフェル」は魅惑の甘さが特徴のりんごリキュール。口に含めてみると、りんごの甘さを強く感じた後、しっかりとしたお酒感が残ります。甘くて、つい酔いしれてしまう大人な1杯でした。
大澤シェフ自身が「ひと味ちがった、オートクチュールなハロウィンアフタヌーンティーを楽しんでほしいです」と作られた今回のアフタヌーンティー。美しい見た目に心が奪われながらも、グルテンフリーとは思えない本格スイーツに驚くこと間違いなし!
ぜひ、いつもとは違うハロウィンを楽しみに、ハイアット セントリック 銀座 東京へ訪れてみてください。
配信: OZmall