「生理が終わったら、うつがやってきた…」更年期でメンタル崩壊した漫画家の、爆笑回復ストーリー<漫画>

「生理が終わったら、うつがやってきた…」更年期でメンタル崩壊した漫画家の、爆笑回復ストーリー<漫画>

あなたは「生理終了」の日が楽しみですか?怖いですか?もう終了してますか?

生理がない状態が1年以上続くと、店じまい。つまり「閉経」です。

早いと30代後半で更年期に突入する人も

日本人の閉経は平均約50歳ですが、早いと40歳台前半の人もいるとか(日本産婦人科学会による)。その前後5年が「更年期」なので、早いと30代後半で更年期に突入する人もいるわけですね。ウワサに聞く「更年期症状/更年期障害」とはいったい何が起こるのか!?

漫画家の安彦麻理絵(あびこ・まりえ)さんは、ちょうど50歳で閉経したそうです。その体験をつづった爆笑漫画『生理終了!と思ったら。更年期メンタル、私なりの付き合い方』(竹書房)が8月に刊行されました。

30年前から女子のセキララな生態を描いて人気だった安彦さんが、もう閉経!?こっちも年をとるわけだよ…と遠い目をしてしまいます。

あの面倒な生理がなくなるのは、ちょっと嬉しくないですか?

もうPMS(月経前症候群)に悩むこともないし、生理用品にお金を使うこともない、閉経フリーダム。

安彦さんも、生理前のイライラがひどく、出血もドバッと威勢よすぎて「長渕剛の書道」みたいだったそうです。だから「閉経が待ち遠しい」ぐらいに思っていたら……更年期はどんな甘いもんじゃなかった!というのが、この漫画です。

生理終了でやってきたメンタルの大不調

女性ホルモンが低下することで起きる更年期症状。主な症状としてほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗、めまい、イライラなどがよく挙げられますが、あらわれ方は人それぞれです(日本産婦人科学会による)。何も症状が出ない人もいます。

安彦さんの場合、体の不調があまりなくて、「私の更年期って楽勝じゃ~~~ん!」と思っていたそうです。

ところが……しばらくたって心の不調の大波がやってきました。

「あ~~~死にたい…」

「とにかく誰とも会いたくない。朝起きたときから絶望していてな~んにもやりたくない」(同書より)という心境で、おふろに1週間入れないぐらいのズタボロ状態。

若いうちでも、ホルモンバランスが崩れるとメンタルが落ちていく実感がありますが、閉経となればホルモンバランスが激変するんだから、メンタルをやられても当然ですよね。

このままではマズい!と思った安彦さんは、メンタルを持ち上げるべく、ありとあらゆる方法を試してみます。といっても、お医者さんや薬に頼るのでなく、自分が「なんとなくコレいいかも」と思った方法。どれもハードルが低くて、お金がかからず、意識低い系の人でもできるチャレンジです。


漫画に描かれたそれらの試みは、更年期障害でなくても、心が疲れている人の役に立ちそうです。

たくさんの漫画を描いてきた安彦さんですが、「今回が、描いてて過去イチ楽しかった」とか。年取るのも悪くないね、って思えてきますよ!







【安彦麻理絵さん プロフィール】

1969年、山形県生まれ。著書は『再婚一直線』『ババア★レッスン』『酒とナミダとマリエと赤子』など多数。42歳で第4子を出産した2男2女の母。@abikomarie

<構成/女子SPA!編集部>

【女子SPA!編集部】
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