どんな成分が含まれているの?睡眠の質を向上させる「睡眠サプリ」3選

 みなさんはぐっすり眠れていますか? 軽度ではあるものの、「なかなか寝付けない」「夜中に目が覚めてしまう」という人もいるでしょう。そんなときは、「睡眠サプリ」を活用してみるのもよいかもしれません。そこで今回は、内科医・脳神経内科医の山下あきこさんによる成分の解説とともに、筆者が見つけた睡眠サプリを3つ紹介していきましょう。

■睡眠サプリに使われる3つの成分とは?

●グリシン

 グリシンは、脳疲労回復(睡眠の質の向上)のキー成分。血管を拡張して体温を調節する働きにより、睡眠を促してくれる効果があります。これが不足すると、不眠につながることもあるといわれています。

●タウリン

 筋肉の回復を助け、疲労を解消する可能性が分かっている栄養素。足の筋力維持や内臓疲労の解消にも寄与します。つまり、タウリンは全身の回復が促進される栄養素というわけです。

 グリシンは脳や神経を休めることに役立つといわれていますが、タウリンは筋肉など臓器の細胞に作用することが分かっています。睡眠の悩みを改善するには、グリシンとタウリンの両方を取り入れるとより効果的でしょう。いずれも食事から摂取できる栄養成分ですが、料理をしない人や忙しい人は市販のサプリから摂取する方法もあります。

●GABA(ギャバ)

 GABAはγ(ガンマ)-アミノ酪酸というアミノ酸の一種で、神経伝達物質としての役割を果たしています。活動時に優位になる交感神経を抑制する働きがあり、心理的なストレスを和らげ、スムーズな眠りを促すといわれています。

■市販の睡眠サプリを体験談とともに紹介!

●「リポビタンDXα」

 大正製薬の「リポビタンD」といえばタウリンを含んだ栄養ドリンクとして有名ですが、そのサプリメントタイプがこれ。タウリンの他、ビタミンB群(ビタミンB1・B2・B6・B12)、ビタミンC、ビタミンE、グリシン、生薬を配合しており、疲労の回復や予防に役立つとされている指定医薬部外品です。

 公式サイトによれば、「加齢に伴う寝付き・目覚めの悪さの改善」にも役立つとのこと。カフェインは入っていないため、寝る前のリラックスタイムにぴったりです。

 40代の筆者が試しに飲んでみたところ、寝付きが悪かった最近、久しぶりにスーッと眠りにつけました。翌朝の目覚めもよいように感じたので、なんだか得した気分になりましたよ。

●「グリナ」

 味の素の「グリナ」は、グリシンの他、クエン酸や香料が含まれている機能性表示食品です。公式サイトよれば、「すみやかに深睡眠をもたらし、睡眠の質の向上(熟眠感の改善、睡眠リズムの改善)や起床時の爽快感のあるよい目覚め、日中の眠気の改善、疲労感の軽減、作業効率の向上に役立つ機能」があるそうです。

 十分な睡眠時間が取れなかったときの日中の活動によい影響があることが分かっているそうで、口コミによると「飲むと朝の目覚めがよくなった」「旅行など寝床が変わっても眠れるようになった」などの声がありました。

●「ドリエルナチュラルスリープ」

 エスエス製薬の「ドリエルナチュラルスリープ」は、GABAやラフマ由来ヒペロシド、ラフマ由来イソクエルシトリンが含まれた機能性表示食品です。ラフマは生命力の強さが特徴のハーブで、葉の部分は健康茶としても親しまれています。また、眠りの深さを改善し、起床時の満足度を向上することが確かめられています。

 口コミによると「思った以上にぐっすり眠ることができた」「起床時の目覚めが違う」などの声がありました。

 3つとも効果の感じ方には個人差があるようですが、効果を実感している人がいるのは事実。睡眠の質に悩んでいる方は、試しに飲み比べしてみるのもよいかもしれませんね。

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アサジョ
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