女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年9月16日 記事は取材時の状況)
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最近はブラックバイトが大きな問題になっていますが、そこまでひどい環境でなくても「人手不足で休みが取りづらい」なんて話もよく聞きます。
人手が足らず、まとまった休みが取れない
大学時代、ウェイトレスのアルバイトをしていた加藤里穂さん(仮名・25歳/保険会社)が働く飲食店も募集しても人が集まらず、シフトを組めるギリギリの人数しかいませんでした。そのため、大学のテスト期間でも休みを取れるような雰囲気ではなかったと当時を振り返ります。
「言えば休ませてくれましたが店長は露骨に嫌そうな顔をするし、休み明けには『○○さんが休んだから大変だったよ~』とか嫌味も言ってきます。だから、休みが欲しいとは口にできなくて……」
しかし、大学4年生のとき、当時交際していた社会人の彼氏から海外旅行に誘われます。
出発時期は9月上旬。ちょうど彼氏が遅めのお盆休みを取ることになっていたそうで、彼女もまだ夏休みだったので2人で決めた4泊6日のハワイ旅行を申し込むことに。
すでに就職先も内定済み。ひと足早い卒業旅行というわけですが、ネックとなったのはバイトをどうやって休むか。悩んだ末、里穂さんは「法事に出席するために実家に戻る」とウソをつくことを選びます。
「帰省を口実に休みを取るバイト仲間がいたからです。それでも店長はいい顔をしませんが、正直に海外旅行なんて話をして『休みは認めん!』って言われても困るので……」
一応、ウソとはいえシフト調整などの時間も必要だったため、余裕をもって出発の1か月半前には店長に報告。「法事なら仕方ないか」と渋い顔をされたそうですが、無事休みをもらうことに成功します。
休み明け初日、店長にウソがバレてしまった!
バイト仲間には、同じ時間帯に勤務することが多い数人にだけ「本当はハワイに行く」と報告。負担を強いることになるため、同僚にはウソをつけなかったといいます。
「それまで私がまとまったお休みをほとんど取っていないのをみんな知っていたから『お店のことは心配しないで!』って言ってくれました。店長とバイト仲間の反応がここまで違うのもある意味スゴいですけどね(笑)」
初めて訪れるハワイは見るものすべてが新鮮で、アッという間に6日間が過ぎて帰国。その翌々日にバイト仲間へのハワイ土産を持って出勤しますが、海外旅行に行っていたことが店長にバレてしまいます。
「仕事が終わった後、バイト仲間の高校生のコに旅行の話をしていたんですが後ろに店長が居ることに気がつかなかったんです。その場でウソをついて休んだことを謝りましたが店長の怒りは収まらず、それから延々と説教タイム。
ウソをついた私に非があるのでとにかく頭を下げ続けましたが、あまりにしつこかったので帰省とでも言わなければ休めないって言い返しちゃったんです。そしたら『だったら別に働いてもらわなくていい』って事実上のクビ宣告を受けました」
配信: 女子SPA!