運命を感じた彼だったのに…。誕生日に発覚した本性にため息が止まらない

運命を感じた彼だったのに…。誕生日に発覚した本性にため息が止まらない

ウキウキなはずの誕生日だったのに…


彼に買ってもらったネックレスをつけてウキウキ気分だった森本さん、次のデートでは彼のプレゼントを選びに行くことにしました。彼はあまり物欲がないらしく、悩んだ末にお財布が欲しいということで、一緒に探しに出かけました。

そこで彼の行動に疑問を感じてしまいます。

「彼のイメージに合いそうなお財布を一緒に選んでいたのですが、彼はデザインではなく値段で選んでいるようなのです。『うーん、これだとネックレスより安いし』などとぶつぶつひとり言を言っています。あまり物欲もないようでしたし、ボロボロのお財布を見てわたしがお財布をプレゼントする提案をしたのですが…」

迷った挙句、彼は森本さんがもらったより少し安いお財布を選び購入。プレゼントはワリカンではなく気持ちだと考え、あまり大きな差が出なければよいと考えていた森本さんですが、その後彼からギョッとする提案をされます。

お金に対する細かさがどんどん気になるように

「彼が『ネックレスより安かったから、余った分のお金でケーキ買ってほしいなぁ』と言うのです。ケーキが欲しいならそれでもいいんですが、そこでさらに小さな焼き菓子をプラスし『これで同じ金額になったね』とにっこり。その言葉から『あげた分の金額はきっちり取り返す』という気持ちを感じ取ってしまい、ゲンナリしました」

謎の同額プレゼント交換の儀式に付き合わされ、なんとなくその後は彼と会うテンションが下がってしまった森本さん。一度気になるとあれこれ気になってしまうもので、その後も彼の細かいお金についての言動にいちいち反応するようになってしまいました。

「映画は大人料金で同一、お酒が飲めないわたしたちは夜ご飯もご飯屋さんが多く、それまでワリカンに不便を感じることがあまりなかったのかもしれません。ですが一緒に買うコーヒーなどもその都度「はい、500円ね」などと請求されるので、ちょっと疲れてきました」

結局どんどん彼の細かさに気づいてしまい、徐々に距離を置くようになってしまったという森本さん。趣味が合うことも大事ですが、金銭感覚などより根本的な価値観が合うほうが大事だと痛感したとのこと。

一緒に生活するにはお金は不可欠。毎日のイライラを避けるためにも、金銭感覚のすり合わせは大事ですね。

<文/塩辛いか乃>

【塩辛いか乃】
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako

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