アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
新しい病院で認知症のテストを終えた母・あーちゃんは、看護師さんと検査へ。その間に、先生はワフウフさん姉妹を呼んで診察の結果を話してくれました。先生いわく、あーちゃんの歩行動作や手の動きにはパーキンソン病(脳の異常のために体の動きに障害が現れる病気)の症状が出ていて、「大脳皮質基底核症候群(脳の神経細胞が脱落するとともに、残った神経細胞にも異常な蛋白が蓄積する病気)」とも診断できる症状が出ているとのこと。そして、認知症のテスト結果はというと、1年半前と比べて得点が半減……。それは、ワフウフさん姉妹にとって衝撃の結果でした。かかりつけ医の「筋力の低下」という言葉を鵜呑みにせず、思い切って専門の病院を訪れてよかったと思うワフウフさんでした。
愚痴が止まらないのは…?
ワフウフさん姉妹にとって、新しい病院は良い意味で想像以上でした。スタッフや先生の対応も申し分なく、今後はこの病院であーちゃんの認知症を診てもらおうと姉妹で意見が一致。あーちゃんも、早速他の患者さんと世間話をするなど、リラックスした様子でした。しかし、よく会話を聞くと、2人で同じ会話を繰り返しているだけ……。楽しそうに話していますが、見ているワフウフさん姉妹は複雑な気持ちになってしまいます。
今週はいろいろあり、体が悲鳴を上げるほど疲れがたまっています。
そこで、マッサージを受けに行ったのですが……。母の病院の付き添い帰りだと言うと、そこから介護話がスタートしてしまいました。
……お姉さんの介護話がね。次から次へと愚痴が出てきて……。つらいのはわかるのですが。
せっかくマッサージに来たのに、まったくくつろげません……。
認知症になると、他人への配慮がなくなると聞きますが、先日会ったおばさんには当てはまりません。
あーちゃんは無神経な発言を繰り返していて、そばで見守る私のほうがハラハラします……。
そんなあーちゃんに、気づかいをしてくれるおばさん。
それに気付かず、さらに無神経な発言を繰り返すあーちゃん……。
この差って、一体何が原因なのでしょう……? もともとの性格??
今週はいろいろなことが重なり、なんだかお疲れ気味。体のあちこちが悲鳴を上げているような気がして、マッサージへ。担当のお姉さんから「お仕事お休みですか?」と聞かれたので、母の病院に付き添った帰りだと言うと、そこからお姉さんの介護話がスタート。
お姉さんは「すごい大変なんです!」を繰り返し、気付けばマッサージ中ずっと彼女の愚痴を聞いていました。大変なのはよくわかりますが、聞いているこっちの身にもなって……。結局、くつろぐどころか、かえって疲れがたまったような……!?
認知症になると、他人への配慮がなくなると聞いたことがあります。たしかにあーちゃんからは「なんでそんなこと言うの?」と思う発言が多々……。でも、先日新しい病院で出会ったおばさんは、無神経な発言を繰り返すあーちゃんとは違い、相手を気づかうような言葉をかけてくれていました。認知症といっても、本当に人それぞれなんだな……と実感しました。
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日々の疲れを癒やしに行ったはずのマッサージが、期待外れに終わってしまって残念でしたね……。介護の苦労が理解できる分、聞くのは余計に負担が大きかったのかもしれません。もし次の機会があるようなら、今度はぜひワフウフさんが先手を打ってほしいですね。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者/ワフウフ
昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。
2023年4月、書籍「アルツフルデイズ 笑いと涙の認知症介護」発売。
配信: 介護カレンダー
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