「肺がんが転移した後の余命」はどれくらい?転移しやすい部位も解説!【医師監修】

「肺がんが転移した後の余命」はどれくらい?転移しやすい部位も解説!【医師監修】

肺がんが転移した場合の余命についてよくある質問

ここまで肺がんの転移したときの余命や治療方法について紹介しました。ここでは「肺がんが転移した場合の余命」についてよくある質問に、Medical DOC監修医がお答えします。

肺がんが転移した場合完治しますか?

山下 正勝 医師

ステージ3であれば、がんを完治できる可能性があり、おおよそ20~40%の患者さんで完治するといわれています。しかし、ステージ4の場合は化学療法などを行ったとしても、病気の制御が難しいとされ完治することは難しいでしょう。

肺がんの末期症状にはどのようなものがありますか?

山下 正勝 医師

肺がんの末期症状は以下の4つです。

体重低下

倦怠感

耐え難い痛み

呼吸機能の低下

呼吸機能を障害されることで、突然の呼吸不全に陥ってしまい生命に関わることもあるでしょう。激しい痛みに対しては麻薬などを使用し痛みを軽減する緩和治療が行われ、苦痛を感じないようにします。

編集部まとめ

肺がんが転移したときの治療方法や余命について解説しました。

ステージ3の段階であれば、完治する可能性がありますが、ステージ4になってくると完治することは難しいとされます。

がんが浸潤・転移を起こすと激しい痛みなど、苦痛を伴うさまざまな症状が出現し、生活に差し支えることもあるでしょう。

がん治療において早期発見・早期治療は今後の予後にも関わってくるので、血痰が出るなどの症状がある場合は早めに受診するようにしましょう。

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